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ワンダー 君は太陽のnanochiのレビュー・感想・評価

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)
3.6
He’s not the only one who isn’t ordinary.
いい意味で思ってた構成とは違った。彼を取り巻く人々、あの時間を多面的に見ることができる描き方。
ひとりひとりをよく見ること、これって本当に意識しないとできないことなんだなあ。
オギーがただひとり、すごいわけじゃない
すごい両親がいて、お姉ちゃんがいて親友や友達がいて、先生がいて…素晴らしいオギーがいる。そういうことをオギーが学校という場所で学んだ。みんなにとって素敵な1年だったから、オギーがプライズを貰えた。そのプロセスが丁寧に描かれていて、ちゃんとみんながみんなの人生の主役でした。

それにしてもジャックがかっこよすぎて見惚れてしまった…
何故か一番泣けたのは、ジャックがいじめっ子を殴ってしまった後に先生に止められて抱きつくシーン。あの時のジャックにかなり感情移入してしまった。
どの登場人物にも、平等に感情移入ができる。だからみんなのことを、よく見ようという気になる。
オギーだけが、スペシャルで目立つわけじゃない。雲に隠れる日もあれば、光の降り注ぐ日もある。影を作る、あたためる。サンってそういう存在です。
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