シネフィル母ちゃん

ワンダー 君は太陽のシネフィル母ちゃんのレビュー・感想・評価

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)
4.0
『子供が主役の感動系のアメリカ映画』
ということで、こんな感じなんだろうなって勝手にイメージしてたけど、描き方が面白くて見入ってしまった!
物事には色々な面があるってことで、オギー以外の視点も描いてくれる。
それが新鮮で面白い!
まさかこのキャラの目線も描くのかってびっくりしたし、そのキャラのパートが1番泣けた。
私も大好きな友人を酷く傷つけまくったことがあるし、今でもそのことを強く後悔している。
傷つけてしまった友人は今現在は親友となり今作を一緒に観に行ったんだけど、隣で泣いてる親友を横目に「あの時はごめんね!私もあなたを傷つけていたよね」って号泣。
登場人物と自分がこんなにも重なって泣くと思わなかった。

お母さんの視点もあるだろうなって思ったけれど、母親パートがなかったのも良かった!
もし、母親パートがあったらそれこそ王道だもんね。
でも、母親パートがなくても子が母を想う気持ちは充分伝わったし満足。

マコノヒー演じるお父さんは、ひょうきんですごく強い。
父親も太陽だった。
こんなお父さん居たら最高。

キャリー・マリガン似のお姉ちゃんも切なくて好き。
祖母との関係性が凄く凄く良くて、私の中で彼女も主役だった。
彼女のパートは儚くて力強くて切なくて優しかった。



そしてオギーが入学することになる学校の先生やクラスメイトが良き!!!!
校長先生……あなたさま、最高すぎるよ。
オギーがここの学校に入って良かった。。
親友ジャックもサマーも素敵!!
ジャック役の男の子は将来に希望しかない顔立ちなので今後も追っていこう。

優しくて温かい世界だったなぁ。