もう序盤で涙腺やられたんですけど
とにかく暖かい、暖かすぎる。こんなの好きに決まってる。
主役のオギーだけでなく、まわりを取り巻く人物たちにもスポットをあてて主役にするところがすごく良かった。
こういう系の映画ってあくまでもまわりは脇役なことが多いから。
できればいじめっ子のジュリアンにもスポットを当ててほしかった。というか、後半の明らかにジュリアンにスポットが当たる場面で、他の人物同様にジュリアンの文字を出してくれるだけでも僕的には完璧でした。
画面という壁を挟んで観ているとオギーに全面感情移入して色々思うけれど、実際にオギーのような子がいたらああいう反応になっちゃうんだろうね。特に小学生あたりは。
集合写真を撮るときにとなりの女の子がすっと少しだけ離れていった描写なんかはすごくリアルだと思いました。
お涙頂戴だという意見も、現実はそんなに都合よくないという意見もわかります。でもこの映画を観て、そんなつもりなくても傷つけてしまっていた僕たちがそれに気づく。それで十分ではないでしょうか。
少なくとも障害を持ったこどもをダシに使って感動と共感を得ようとする映画ではないです。
勇気に溢れた素晴らしい映画でした。