ぶちょおファンク

ワンダー 君は太陽のぶちょおファンクのネタバレレビュー・内容・結末

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

序盤★4 中盤★3.5 終盤★3

観る前に誰が監督やろ?っと調べたところ
『S.チョボスキー』、チョボスキーって!(笑
名前の響きが面白かったので少しウケましたが、
『ウォールフラワー』を撮ってる監督というのを知り、
もしかするとチョボスキー監督は今後傑作を撮るかも?
っと想わせるセンスと雰囲気ではありましたが、
まだ本作はオレ基準での傑作ではないです。(笑

単純にすごく巧い映画であるとは思いますし、
琴線に触れてウルウルするシーンはたくさんありました。
特に『笑い』を随所に入れていて、
夫婦、親子、姉弟、
友達、先生と生徒…等々、
その関係性での独特の皮肉や笑いは和むし微笑ましく素晴らしかったです!

映画の構成としても
「えっ?そういう観せ方なんや!」
って意外性と言うかこっちの勝手な思い込みを外されただけなんですが、
その部分も映画としてオシャレでステキでした。(原作がそういう構成らしい)
ただこれらが逆に『詰め込みすぎ』でちょっと薄味、表面的な感動の押し売りやったかも。。。

一番のマイナス点は
『なぜオギーは宇宙飛行士になりたいのか?』
っていう動機の描写が希薄で、
極端に言いますが
『単にヘルメットを被れる』
からとしか思えず、
オギーが宇宙に、星に、宇宙飛行士に
何を観て何に想いを馳せてるのかが伝わってこず、
ここにオギーの悲哀やロマンを星に託していたならばオイラは号泣してたかもで、
『スター・ウォーズ』が好きだから宇宙というのは、
SWになんの思い入れもないオレはピンと来ない。。。

ヒトは『見た目』で判断する。
いやヒトに限らず動物の大半は見た目で判断します。
オギーはその顔から奇異な目で同級生らから見られるけど、
そういうオギーも下ばかり見てるからか
『靴』の見た目からそのヒトを判断している。
映画の重要なセリフのネタバレになるので詳しくは書きませんが、
『最初は誰だって見た目(第一印象)』
で判断しますよ。
けど深く話したり一緒にいればそのヒトの『本質』が見えてくるもので、
その見えてくるものが『好き』だったり『嫌い』だったりして、
第一印象では『好き』やったのに深く知って『嫌い』になったり、その逆も然りやし、
好きやったのにもっと好きになったり、その逆もまた然りです!(笑

ちなみにこういう『障害』に関して『障碍』や『障がい』と表記するヒトのオレの第一印象は『嫌い』に分類される。
嫌いな明確な理由もあるけど長くなるので書かないし、
そういうヒトからするとオレは嫌いに分類されるんやろね。

「やさしさの半分は勇気でできている」ってコピー、
っちゅうコトは…
『バファリン』の4分の1は勇気でできているのか!?😝

2018年68本目