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ワンダー 君は太陽のsheのレビュー・感想・評価

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)
3.9
どうせ感動の押し売りだろって反抗的な態度とっててごめんなさい。

オギーを中心に次々と視点が変わっていく形式にやられた。それぞれの視点(全部子供目線なのがいい)から語ることによって、物語が何重にも奥深くなってる。原作と同じ構成だからか、本を読み進めているような感覚だった。「感動!」「感涙!」と一言で言うと安っぽいけど、2時間弱の間で色んな人に対する色んな種類の涙が出た。
オギーが姉のヴィアに「僕の顔を見られるのが恥ずかしいんでしょう?」みたいなことを言った時に「あんたの話じゃないのよ!」と言ったヴィアの方に共感できるのは、まさにオムニバス形式ならではだと思う。お姉ちゃんにこんなに泣かされるとは思わなかったなぁ。

ただ、いじめっ子ジュリアンの処置や、キャンプの時のスタンド・バイ・ミーっぽいショットにしてみました的な感じは中途半端でよく分からない、惜しい…と感じた。

ジャック役のノア・ジュプ君に一目惚れしたので、彼を追い続けることに決めました。
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