キムラユウキ

ワンダー 君は太陽のキムラユウキのレビュー・感想・評価

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)
4.0
『ウォール・フラワー』のスティーブン・チョボスキー監督ということで気になってました。

主演は『ルーム』のジェイコブ・トレンブレイ。特殊メイクだけど、彼じゃなきゃこの役はできないというのを感じさせる演技だった。学校初日の帰宅してからのジュリア・ロバーツとのやりとりに一気に引き込まれました。すごい。

今回メインの「オギーの家族」も脇役の「オギーの周りの人達」も皆魅力的で、出番の少ない同級生でもピカッと光るものがあって、パラパラの炒飯みたいな映画でした(褒めてる)。
人参もコーンもピーマンも美味しいけど土台のご飯がパラパラなのにまとまってて更に美味しい、みたいな。

オギーの友人のジャックが最高でした。演じたのは新人子役のノア・ジュプ君。調べたら『サバービコン』に出ていたそうで…!!見逃したー!
あの表情はなかなかできない。まだまだ凄くなりそうな予感しかない子だったのでこれから楽しみ。

あとはヴィア(お姉ちゃん)の演劇クラブの共演者、ジャスティン(ナジ・ジーター)とか担任の先生とか。
オーウェン・ウィルソンも良かった。父親役は初めて観たけど、いつものオーウェンにいろいろ乗り越えてきた歴史みたいなものが見えて、奥さんの尻に敷かれてる感じも良いクッションになってた。笑
ヴィアの舞台のシーンはとてもとても良かった。一番泣けました。

オギーを中心に廻る家族や関わりを持った人達、それによって変わっていく生活、世界。
私達の「目」を変えないといけないというのは、本当にその通りだけど、その「目」を変えさせたのがオギー自身であるということに気付いていないのが、またこの映画の良さでこの家族の良さなんだろうな、と思いました。

ラスト若干蛇足気味だったのが惜しい。
でもじんわり温かくなれる映画。