くろひょう

ワンダー 君は太陽のくろひょうのレビュー・感想・評価

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)
4.2
うわー、コレはみんなが観なアカン奴や〜♪
(全力でオススメしますよ〜)

「ハイハイ…障害者は迫害を受けて可哀想だね〜」

なんて薄っぺらい映画ではありませんでした!!
(キチンと病気と向き合っていた印象です)

宇宙をめっちゃ推してたから、宇宙飛行士になるエンディングを迎える?
と思いきや…(笑)
(約一年間の出来事のお話です)

あらすじは…
トリーチャー・コリンズ症候群という病気が原因で、生まれつき顔が変形しているオーガスト・プルマン(ジェイコブ・トレンブレイ)は、母親による自宅学習にて宇宙飛行士を夢見る日々を過ごしていた。
そんなある日、容態が安定してきた事もあり、生まれて初めて学校に通う事になる。
初めはクラスメートの視線や孤立してしまう状況を嘆いたが、家族の支えと初めて出来た友達との交流を通して「自宅では学べなかった大切なモノ」を見つけて行く…
というお話。
(とにかく両親が素晴らしかった)

やはりね、人間は中身が大事(笑)
(外見もある程度必要だけど、全てでは無いよね)

主役のオギーくんは等身大の男の子でした。
(歪んだ物の見方をしない子だし、人をうらやんだりもしていません)

母親がジュリア・ロバーツ、父親がオーウェン・ウィルソンって(笑)
(最高か)

オーウェン・ウィルソンなんかは冗談ばっかり言ってる良きパパでした!!
(出演作では「ウェディング・クラッシャーズ」や「インターンシップ」がオススメ)

あとね、お姉ちゃんがめっちゃ良い子なの〜♪
(両親が弟を一番に考えてる事に対して嫉妬しつつも理解してるとか健気で)

この映画の良い所は、オギーの成長記録を主軸として、親友であるジャック・ウィル(ノア・ジュプ)、姉のオリビア(イザベラ・ヴィドヴィッチ)、姉の親友ミランダ(ダニエル・ローズ・ラッセル)の心情や、ストーリーの変化に伴う経緯を丁寧に表現してくれている所だと思います。
(「なぜそうなった?」という疑問を即座に説明してくれる親切設計)

障害を持っていようと、健常者であろうと人とのコミュニケーションは等しく難しい事も教えてくれていましたよ〜♪
(すれ違いや誤解は避けられない事もありますよね)

ストーリーには関係ありませんが、すごく気になったのは…

「黒人に悪者はいないの?」

という事です(笑)
(姉の彼氏ジャスティンやオギーの友達のサマーとかめっちゃ良い子過ぎて、逆に怖い)

人種差別とか関係無く映画が撮れれば良いのに…
(何にでも目くじら立てるのは…イクナイ)

終わり方も好感が持てました!!
家族と疎遠になっていたり、友達と上手く行ってないとお悩みのそこの貴方!!
この映画で見つめ直してみるのも良いのでは〜?(笑)
(レンタル開始は「TSUTAYAだけ」で11月16日ですよ〜)

最期に…
主演のジェイコブ・トレンブレイくんは、あの「ルーム」の男の子です!!
(本作は特殊メイクで表情が見え辛い形でしたが、演技が素晴らしかったです)

だが…しかし!!
僕が一番注目したのは…!?

姉の親友のミランダ役、ダニエル・ローズ・ラッセルちゃんです!!
(キュートなのに美人でもあります)

ミランダちゃんのエピソードに胸キュンしちゃいました〜☆
(えぇ娘やねん!ホンマにえぇ娘やねんって!!)
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