マリ

ワンダー 君は太陽のマリのレビュー・感想・評価

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)
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〝宇宙飛行士が出会う星々の話〟

小学生の頃、知識も経験も教養も
なかったわたし達は突如現れる
自分とはどこか違った人々を
目の前にする瞬間がある。

興味といえばかわいいものなのか
同情といえば偽善なものなのか

そんなことは取っ払って一度
何も考えずにみてほしい。


宇宙飛行士を目指す彼はいつも
ヘルメットを被り殻に閉じこもる
悲しい時も、辛い時はヘルメットを
深く被ればそこは自分の安全地帯
涙を流しても誰も気づかれない

でも少しヘルメットを脱げば
泣いてる事に気付く人や
優しい心の持ち主であることを
彼の魅力に、その前向きな姿勢に
虜にされる人はたくさんいた


彼を取り巻く人々の葛藤や感情を
いつも見守るこちら側は、まるで
銀河煌めく星々を暖かく見守っている
天上の人のような視点でみる事ができる

憂鬱でどうしようもない悩みを
抱え、下を向いてしまう時は
きっと、スターウォーズが
大好きな宇宙飛行士が飛んでいき
また、星に小さな光を灯す

彼に変えられた人
彼を変えた人

こうやって人と人が繋がっていくのは
wonderfulなことなのだと
自分に子どもが生まれたらぜひ
見せたい作品でした

そして個人的にツボなのが
パパのオフィスにあるんかい、というオチ
マリ

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