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ワンダー 君は太陽のmakiのレビュー・感想・評価

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)
4.0
温かく楽しい家族や学校の先生に囲まれる環境は、子供にとってどんなに心強いかと思わせられる。そして、友達ができることの喜びが自分のことのように嬉しくなる。

人はみんないろんな悩みを抱えてる。もちろん、オギーのような変えようのないことに対する悩み、それだけじゃなく、その周囲の人間が、それぞれの視点でそれぞれの悩みを抱えていることも描かれていてとてもよかった。

''正しいことをするか親切なことをするか迷ったら、親切にしよう"

"オギーは見た目を変えられない。私たちの方が見方を変えなくては"

***
近所にオギーと同じトリーチャーコリンズ症候群の人が住んでいて、その人に初めて道端であった時、ビクッとしたのを思い出した。それまで、この病気を知らなかったから、夜道だったこともあって、ハロウィンのようなお面の仮装かと思ってしまったのが本音。それが遺伝的疾患と知ったのも少し経ってからたまたま見た記事でのこと。

いったいどんなふうに初めは接したらいいんだろう、と思ってしまうけれど、この疾患に関わらず、いろんな人たちがいるんだということをまず知るきっかけに触れることは大事。
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