素直に泣いた。
登校初日だって、傷ついた時だって、
「わたしはあなたの味方よ」って、すごく愛されてるなぁ、愛し合ってるなぁと痛い程伝わって羨ましくて堪らなかった。
オーギーの空想の友達や自分が人気者になった妄想も、お姉ちゃんの寂しさとか友達といつの間にか離れてしまう悲しみも、なんかすごくよく分かる。
お姉ちゃんとおばあちゃんの話がとてもよかった。「私だけはあなたの味方」って、子供扱いしないで、ひとりの人間として大事にしているんだなぁと。きっとずっと心の支えなんだろうな。
すごく道徳的なんだけどなんだろう、皮肉な気持ちとか微塵も浮かばなかった。