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ワンダー 君は太陽のkuのレビュー・感想・評価

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)
4.5
今作は、アメリカ発のヒューマン・ドラマです。

内容は、生まれつき顔立ちが人と違う少年オギーは、幼いころから自宅で母のイザベルと勉強してきた。10歳になり学校に通い始めた彼は同級生と仲良くしたいと願うが、じろじろ眺められたり避けられたりする。しかし彼の行動が、周囲の態度を少しずつ変えていき……というもの。

こういった作品は、周りを巻き込んで最終的にはハッピーエンドになるというものが多いですが、今作の場合は主人公のオギーだけではなく、各登場人物視点から描かれるので、他の作品とは一味違って良かったです☺️

少し変わった見た目ということで周りから避けられるオギー。特に小学生の時期はそういう仲間外れのような状況はどこにでもあると思いますが、オギーの面白さや賢さ、勇敢さによって周りとの人間関係に変化が生じていく様子は、とてもリアルで面白かったです😄

また、オギーがいることによって両親が見てくれない姉のヴィアや、学校案内をきっかけにオギーと仲良くなるジャックなどの、各視点から物語を見ることによって、オギーだけが特別なんかではなく、それぞれが特別な存在でいて、色々な事情を抱えているんだというテーマを強く感じました。

あと、個人的に好きな俳優である、オーウェン・ウィルソンの演技が良かったです☺️
「クーデター」の時もそうですが、いつもはカッコいいんだけどなんか頼りない感じが出ていて、いざとなったら強い味方でいてくれて優しいという父親像にすごいマッチしていると思うんですよね。

困難に出会っても、家族の愛と勇気、友達との友情によって乗り越えていくような、感動物が見たい方にはオススメです🤗



最後に...
内容としては本当に面白くて感動したんですが、少し欲を言うなら、ジュリアン視点も見てみたかったなと思いました。
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