ワンダー 君は太陽の作品情報・感想・評価

ワンダー 君は太陽2017年製作の映画)

Wonder

上映日:2018年06月15日

製作国:

上映時間:113分

あらすじ

「ワンダー 君は太陽」に投稿された感想・評価

最高でした。
すごく素直で、誠実で、ごく普通のよい少年。彼を囲むいろんな人たちの変化が凝縮された作品。
彼だけにスコープを当てるのではなく、その周りの人の物語にもスコープを当ててるところも良かった。
人をよく知ること。当たり前だけど、多様化が進む現代で改めて必要な教訓かもしれない。
ともみ

ともみの感想・評価

5.0
心がほっこり温かくなるとても素晴らしい映画だった。

お涙頂戴系が苦手で少し構えて入ったけど、そんなこと一切なく、ただただ泣けた。もちろん辛い場面もあるけど、、周りの人々にとても愛があって、何よりオギーの周りを巻き込む力は素晴らしく勇気の出る映画だった。

周りの人達の心理描写が描かれているのも、色んな気持ちが深まってとても良かった。
ジャックよ、なんて真っ直ぐなの、息子にしたい!ヴィアとお婆ちゃんの関係もとても素敵。校長先生も…あとサマー…上げていったらキリがないくらい良い場面に溢れてた。

まだ12月中旬だけど、この映画を1年の締めくくりにしたいくらいとても素敵なお話。

【顔はその人の過去を示す地図で、心はその人の未来を示す地図】
…まさにその通り。
Deyonna

Deyonnaの感想・評価

4.7
こんなに愛おしく、
心温まるストーリーがあるだろうか

みんなが主役。
世界中みんな。

この私も!
生まれつき病気で顔が他人と少し違って生まれてきたオギー、学校へ行けず家庭学習で過ごしてきたがいつまでもこれじゃいけないとお父さんの意見で学校へ編入。
学校側の配慮はあってもやはり見た目が違うことでイジメが起こる。

苦しみながらも腐らないオギーの弱くも強い気持ちが観てて辛い。
けど個人的にはそれ以上にお姉ちゃんのヴィアの気持ちが1番刺さったかな…「お姉ちゃんだから」って意識で何でも我慢じゃないけど耐えて人知れず努力して、余計な負担をかけないように生きてきたであろうその姿に親近感を覚えたわ。。

他にも母親、父親、ジャック、ミランダ、サマー色んな人他にもバックボーンというか立ち位置や心情を上手く表現してるからこそ色んな角度で観られる作品。

あんま言いたくないけど所謂感動ポルノって意見もあるけど、それこそ視点を一点に固定させてしまっているだけだと思う。
kamotaro

kamotaroの感想・評価

4.0
淡々とストーリーが進むだけなのに序盤から定期的にちょいちょい泣いてしまう。顔は醜いけど心は綺麗とかそういうわかりやすい図式の映画なわけではない。彼は学校に行き続けただけ。彼を通してみんなの人生賛歌になってる。
生まれつき顔に障害をもつスターウォーズ大好き少年オギーを中心とした心温まるドラマ。
「感動!」というレビューが多いけれど、どちらかというと作りがうまくできているなーと感心した映画。

【1】英雄の旅
SW好きの主人公オギー。
最初は「障害を持っているけれど中身はごくごく普通のアメリカ人の少年」っていうアイコンとして「SW好きの男の子」っていう設定にしているのだと思っていた。

でも、違った。

この映画は遠くない現代、我々の住むこの銀河の太陽系でのSTAR WARSだった。

◼︎キャンベルの神話論
ジョージ・ルーカスが最初のSW製作の際にジョーゼフ・キャンベルの『千の顔を持つ英雄』を参考に、神話の典型要素(英雄の旅=ヒーローズ・ジャーニー)を脚本に取り入れたという話を知っているだろうか。

キャンベルの英雄譚をざっくり整理すると以下の通り。
・英雄はそれまで居た場所を飛び出し旅に「出発」する
・英雄は「メンターの助言(導き)」を受ける
・英雄は「仲間の援助」を受ける
・英雄は「怪物と対決」し「試練」に立ち向かう
・英雄は「対価を獲得」し「帰還」する

辺境の惑星に住む農場の若者ルーク・スカイウォーカーは惑星タトゥイーンを出発し、師オビワンケノービの導きと、ハンやレイアら仲間の援助を受けて帝国軍との対決に立ち向かい、デススターを攻略して反乱軍基地へ帰還。レイア姫から対価のメダルを授与される。

スターウォーズの第1作は主人公ルークの冒険譚を、ヒーローズジャーニーに沿って描き、見たこともない映像のSF映画でありながら、普遍的な王道ストーリーで観客の心をつかんだ。


<以下、ネタバレあり感想>


◼︎ワンダーはスターウォーズ
この映画は障害者の少年を描いたドラマの形をとっているけれど、オギー少年が冒険の旅に出て英雄になる物語である。

・オギーは家を飛び出し学校という未知の世界に出発。
・彼は家族や先生たちの導きや、
 ジャックウィル/サマーといった友達の助けを受け、
 いじめっ子やクラスメートの偏見という試練に立ち向かう。
・そして英雄オギーはサマーキャンプから帰還。
修了式で模範となる生徒に与えられるヘンリービーチャー賞という対価を獲得しメダルを授与される。

宇宙船もエイリアンも登場しないどこにでもある地球でのお話だけれど、これは英雄オギーの物語。

そして、障害をもつオギーも白人の子も黒人の子もアジア人の子もみんなが共存する学校という小宇宙。

外見が他の子と違うという要素をチューバッカを登場させてポジティブな気持ちの持ち方に転換させる演出。

ラストのサマーキャンプではスターウォーズEP6のエンドアの戦いを思わせる森の中でのケンカと月を見上げるカット
→勝利の花火が打ち上げられる。

これはオギー少年のスターウォーズ、ヒーローズジャーニーなのだ。

チューバッカがかけてもらえなかった勝利のメダルが、オギーの首にかけられた。
拍手するチューバッカ。
スターウォーズと重ねて観ると感動倍増のエンディング。


【2】演出について
◼︎章立て
章立てで展開する演出が素晴らしい。小説を読んでいるみたい。

最初はオギーの物語が普通に展開し「よくあるストーリーだなあ」って思って見ていたが、スクリーンに「Via」っていう文字が出て姉ヴィアのストーリーになった時、この映画は大きく転換する。

未知の世界に飛び出したオギーの出発の1日。その裏で、ヴィアの宇宙でも彼女にとって大きな物語が展開されていた。
親友ミランダとの再会とすれ違い/恋人ジャスティンとの出会い。

オギーは太陽で周囲の人々は惑星。オギーが心配でたまらない両親は「ヴィアの初日はどうだった?」と聞いてはくれなかったが、どの惑星にもそれぞれの宇宙/それぞれの物語があるのだ。

◼︎邦題
邦題の『ワンダー -君は太陽-』はこの物語に大きな意味を与えている。

主人公オギーはこの世界、この映画における太陽。物語は彼を中心に展開し、彼の姿は周囲を明るく照らす。

オギーから見た周囲の惑星は、みな全て明るく光輝いている。苦悩を抱えるオギーと対照的に、みんなが明るく。

でも、本当はそうではない。
明るく輝くすべての惑星はそれぞれに反対側に暗い夜を抱えている。誰もが光と闇をあわせ持ち、それぞれの星にそれぞれの宇宙がある。

この太陽系で、中心にいるのはオギーだが、惑星みんなにドラマがある。タイトルに表されたこの映画の本質に気が付いて感心してしまった。

ヴィアに続いて次々と展開される登場人物それぞれの物語。それらが積み重なることで、オギーの物語が深みを増していく。

【3】キャラクターについて
◼︎オギーの父親
いちばん好きなキャラ。こういう父親になりたい。

登校初日の感想を話しているシーンで、いじめっ子のジュリアンについて、
母親は「きっと悪気はないはずよ」とか言ってるのに、
父親は「よく聞けオギー、そいつは最低のクソ野郎だ。押されたら押し返せ」って小声で話すの超好き。

「親と並んで歩くのはダサいからな」とか、子供と目線を合わせて語りかける彼の触れ合い方すばらしい。母親がしっかりと教育をするタイプだから、彼の接し方がより輝くなと思った。

◼︎オギーの姉ヴィア
ごく普通の女の子ヴィア。
彼女を見ていて、サムライミ版スパイダーマンのMJを思い出した。かなしげな表情の作り方が、ダメなときのMJに似てる。
ヴィアもMJも普通の女の子。だからこそ観客が共感/感情移入できる。

■ヴィアの親友ミランダ
ダニエル・ローズ・ラッセル演じるミランダちゃんがあまりにもかわいすぎて衝撃を受けた。ナタリーポートマン以来の衝撃。
まだ19歳の彼女の今後に期待。

ヴィアの章で登場したヴィア目線のミランダと、ミランダ目線の章での描き方の違いに驚きつつグッとくる。オギーに電話してくるシーンはけっこう涙腺にきました。

【4】減点ポイント
◼︎人種問題ノイズ
本作のテーマとして「障害者に対する偏見や差別ダメ」っていう点がもちろんあって、だからこそオギーはピュアすぎない普通の男の子として描かれている。

他方で、クラスメート始め周囲の人物の描き方に少し違和感を感じた。サマーちゃん/ジャスティン/ブラウン先生、と黒人主要キャラは全員美形でいい人。

で、アジア人のクラスメート女子はまあまあクズに描かれていた。

ハリウッドでは黒人はもちあげるけどアジア人はまだまだ扱いがひどいな、っていうのは毎度感じるけど、それをこの作品でやらないで欲しかった。

【スコア】
★3.5で。
感動よりも感心が先にきてしまいました。
なんていうか、いろいろとよくできているんだけど、そつがないので感情移入するよりも映画の作られ方とかが気になってしまって少し客観的に見てしまった。
お姉ちゃんの物語に強く感情移入できる人はもっと高スコアになると思います。
n0ri

n0riの感想・評価

3.8
遺伝的疾患で生まれつき周りとは異なる顔のオギー。オギーだけの成長ではなく、彼を取り巻く周りの家族や友人の成長を描く物語。
Naoki

Naokiの感想・評価

4.0
素晴らしいです。叩かれるかもしれませんが、こういう物語の映画は、その設定だけに作り手が頭を持っていかれて、中身すっからかんなモノが作られがちですが、本作はあえて複数視点にチャプター分けをして描いている点が良いです。
鑑賞している側もあたまがフラットになって、某〇〇時間テレビのような「可哀想でしょ?感動するでしょ?」というような胸糞悪い説教臭さが一切なく、登場人物全員が平等に悩みを抱えていることが分かります。
かの

かのの感想・評価

4.1
登場人物ひとりひとりの気持ちがよくわかって、共感できる部分も多かった。
先生が格言を教えるシーンはすごく心に響いて、忘れられないシーンになったなぁ。最後のオギー自身の格言も最高。素敵な映画。人間って強い。
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