書庫番

影の軍団 服部半蔵の書庫番のレビュー・感想・評価

影の軍団 服部半蔵(1980年製作の映画)
3.0
深夜放送のTV映画番組にて幾度か視聴。

監督に工藤栄一を迎えた服部半蔵を主軸に置いた時代劇は、東映製作でタイトルは「影の軍団」であるものの、千葉真一は参加していない。
(スタントとしてJACは数名参加)

「服部半蔵(を名乗る子孫)が二人いたら?」という設定で、しかもその内の一人が江戸時代の軍学者・由井民部之助橘正雪である描写がされている。
この他にも伊賀と甲賀の忍軍対決にアメフトの要素取り入れるなど、ユニークなアイデアが盛り込まれた娯楽作。

が、長尺で冗長な印象が否めず、ラストシーンをハッキリ思い出せない。
緒形拳演ずる、甲賀四郎兵衛の怪物ぶりや、下の半蔵(渡瀬恒彦)が四郎兵衛の娘・千里(森下愛子)を犯すところは確り覚えているのに。(笑)

※この時のスコアは2.0


2018年9月26日 U-NEXTにて視聴。

25年ぶりぐらいに視聴して判った事が一つある。
当時は最後の大殺陣からラストシーンまでたどり着けていなかったのだ。(苦笑)

鬼門櫓での伊賀と甲賀の総力戦は、流石に集団抗争時代劇の第一人者である工藤栄一監督の真骨頂と言える。
然し、ラストは蛇足な上にクドい感じが残るのは残念。
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