このレビューはネタバレを含みます
やはりこのチームが作るストップモーションアニメはすごい!
サッカーなんて特にやりにくい題材に挑んでしっかりやりきってる。足の細かい動きとか蹴りに対してのボールの動きとかめちゃくちゃ細かく計算しなきゃいけないはずだからとんでもない手間暇。
サッカー以外でも人喰い巨大ガモが画面奥からのしのしやってくるワンカットとかクレイアニメでやってるの忘れるくらいダイナミックかつ緻密な場面で素晴らしかった。
細かい原始人ガジェットやギャグも気が利いてて、髭剃りクワガタとか、トカゲのラッパとかモノマネ鳥とか、長老が実は32歳とか、壁画の演出とかいちいち楽しかった。1番笑ったのはサッカーの試合のリプレイが人形劇だったところかな笑。キャラ的にも原始人も青銅器人もみんなバカ可愛い感じで大好きでした。
あと、試合終盤の展開がやたら少林サッカーに似てて嬉しかったり。
審判が不正を無視する、キーパー役が体を張ってゴールを止めて退場、今まで試合に出る要員じゃなかったキャラが登場して意外な活躍でシュートを弾く、そのまま主人公が強烈なシュートを敵ゴールに放つ、ボール燃えて敵キーパー吹っ飛ぶ、など共通点多数。
こんなところで影響与えてたんだな。やっぱり面白いもんな少林サッカー。
でもアニメなのに実写の少林サッカーよりケレンが弱いのが少し残念。まあなかなか少林サッカーのマネはできないか笑
ワールドカップ時期に見るにはうってつけのサッカー映画でした。サッカーって映画との相性悪いと思ってたけど、やり方次第だな