エアール

ダーク・クライムのエアールのレビュー・感想・評価

ダーク・クライム(2016年製作の映画)
3.3
あのジム・キャリーが
コメディを一切抜きにして、
過去に起きた未解決殺人事件の真相を執拗に追うベテラン捜査官を熱演。
シリアスな芝居を貫き通してる本作では
なるほど‼︎、たしかに今までのイメージとは一味違うかもですね、笑
彼のほか、疑わしい作家にはマートン・チョーカシュ、
マートン演じるコズロフと深い関係にある女性をシャルロット・ゲンズブールが
演じてます。


退職を間近に控えるタデック捜査官ことジムには
退く前にどうしても真相を詳らかにしたい事件がある
ーーダニエル・サドウスキーという男が
湖から遺体で引き上げられた
ーー痛みを伴うテグス結び、スカイダイビングを連想させる奇妙な格好、
遺体の状況などから、明らかな他殺を示すものの
犯人にはたどり着くことはできずに
この奇妙な事件は未解決となる…


再捜査と執念、
閉鎖されたセックス・クラブ ”The Cage”の存在と馴染み客
ーー今や有名となってる作家や芸術家たちがよく集っていたらしい
ーー殴る、吊るす、拷問、強姦、薬物、奴隷、…
ルールはシンプルで、殺し以外はなんでもあり、
被害者の男は売春婦を連れて出かけたのを最後に失踪、そして遺体となって発見された、
残されたビデオ記録、
今や警察のトップに君臨している、事件の前任者、
真実と創作、現実と認知、
疑わしい人物に、一流作家として名が知られているコズロフ氏
ーー彼の小説のひとつに
殺害方法、場所、被害者の特徴など、この事件と酷似している物語があり、
警察と犯人しか知り得ないような情報もそこには書かれていて、
コズロフの恋人 カシアとカシアの娘 ハンナ、
コズロフの家から見つかる薬物、
汚職の可能性、
捏造された証拠、
尾行と策略、
自供と嘘、
脅しと取引、…


ただただ真実を追い求めて
もがきながら、苦しみながら、大切な人らを犠牲にしてまでも
捜査を進めていく中年捜査官が
たどり着く結末とは…
エアール

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