ぴい

未知との遭遇 特別編のぴいのレビュー・感想・評価

未知との遭遇 特別編(1980年製作の映画)
3.5
爆音上映にて
恥ずかしながら初見。

40年前の作品?!

何か異質な見えざるものが迫り来る不穏感、おっきな宇宙船、なぞの宇宙人...この現代、影響を受けた後世の作品で手垢がつくぐらい似たようなもの沢山見てる。
こりゃあ合成だな、これはお人形だな〜とチープに見えてしまうシーンも沢山ある。
ストーリーも正直あってないようなもの。そこ説明しないの?えっそれで終わり?みたいなシーンは残ってる。

それでもやっぱり、スクリーンにくぎ付けになってしまうのは、本気の熱量に圧倒されてしまうから。
大友克洋先生の言葉を借りるなら「呪いがこもってる」...
いくらキレイなCGでも勝てないし、泣きのメロディは時間を越える。

レンタルや配信なんかで気軽に思い立ってすぐに今すぐ何でも見られるのはいい世の中だけど
決まった時間に足を運んで、携帯を切って、ある程度の緊張感の中で
大きなスクリーンと大きな音でその世界に酔いしれるっていうのは本当にいいものだなぁ〜と改めて。
当たり前だけど、映画は映画館で見るのがやっぱり最高。

日曜日の夜に素敵な時間を設けてくれて、新宿ピカデリーさんありがとうございました。
ぴい

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