ピクサーによる6分の短編アニメーション映画。『ファインディング・ドリー』との同時上映作品。
雛鳥がもう、
かーわーいーいー！！
くりくり動く愛らしい姿にメロメロ。
もはや実写レベルの美麗なCGが凄い。海辺にいる鳥の動きを完璧に再現している表現方法には驚き。雛鳥は少し誇張したコミカルな動きで、それが何ともまたかわいい。
お母さんが子供に餌の取り方を教える。可愛い我が子が厳しい自然できちんと独り立ち出来るように、甘やかさずに身をもって教えてあげるわけだ。こういう親の優しさも観ていて感動する。
いきなり大波の洗礼を受けて、雛はすっかり波が怖くなる。
怯える雛とは対称的に、ヤドカリの子供は積極的に海を目指す。そこから雛が学ぶ流れになっているのも感心する。
かわいらしさだけでなく、6分という短さの中にも、こうしたテーマを設けて表現してあるのが素晴らしい。
こうやって自然の厳しさから生きる術を得るんだなと。
本作は、第89回アカデミー賞で短編アニメ賞を受賞。
うん、そうだろう。納得の出来。自分も本作が大のお気に入りだ。
