エアール

エスコートのエアールのレビュー・感想・評価

エスコート(2015年製作の映画)
3.4
高級エスコート嬢 × リンジー・フォンセカ‼︎
なんとも魅力的な組み合わせではありませんか 笑

愛という概念を疑わずにいられない、
そんな業界で生きてきたひとりの女と
27歳にして金なし、職なし、彼女なし、おまけに性依存症ときた、問題ばかりを抱えるひとりの男が
恋に落ち、愛を知る。
リンジー・フォンセカ × マイケル・ドネガーが件の女と男を演じております。
ドネガー演じたミッチの妹役 エミリーことレイチェル・レシェフも
今後が楽しみなところです。


新聞社で死亡記事を担当しているミッチことドネガー。
彼にはジャーナリストの顔の他にもう一つ別の顔が
ーーそれはセックス中毒者なんですね〜
セックスアプリ ”クライマックス”を通じて
不特定多数の女性と
行為に及ぶの繰り返し。
なにかと口うるさい従兄弟がセッティングしてくれた見合いに参加しても
見合いそのものに興味がないため特に進展せず。
そんなミッチに突然の解雇通達、そんなわけで理不尽にも新聞社のをクビになってしまう。
アパートの家賃返済も滞っていることから求職しなければ…と。

そんなある日の夜
件のアプリで人と待ち合わせたミッチは
高級ホテルのバーへ
ーーカウンターでウォッカをちびちび飲んでいると
横から美女に声をかけられる。
ーー彼女の名前はビクトリア。こっちはあくまでも働いてる時の呼び名であって本名はナタリー。彼女の正体、それは
スタンフォード大卒という立派な学歴を持ちな高級エスコート嬢
ーーちなみに
1時間千ドル、一晩3千ドル、だそうです 笑
まあ〜相手がリンジー・フォンセカであることを考慮し
3千ドル払って一晩一緒に、かつ要望に応えてくれるとなれば
ものは考えようでしょうか。
もちろん顧客によっては
求められる内容が違うわけですからね、
そこをいかに満たして相手を満足させられるか、が腕の見せ所ってもんでしょう。
これが二人の出会いとなるわけですね。


働き口を得るために面白いネタが欲しいミッチ
ーーネット記事で売春組織摘発のトピックをたまたま読んだ際に
ナタリーのことが頭に浮かぶ、
一方ナタリーの方も客とのやりとりによっては誰かに助けを求めたいケースも度々あり、
そこでお互いの欲しいものを条件に取引する
ーー2週間の密着取材をさせて欲しい、そしてこの取材の内容を記事にしたい、
その代わりに彼女のボディー・ガード役になるというもの。
条件をのみ、こうしてリサーチが始まるのだが
時間を共有していくうちに互いに相手のことを意識するようになっていき…。


エスコート嬢の日常、
家庭教師とエスコート嬢、
職に就いた経緯とナタリーの過去、
診療所通い、
自身が抱える問題点、
今後どういう自分でありたいか、…

時に自問自答したり、ひょんなことから相手の大切さに気づいたり、
取捨選択と今後の生き方、
過去じゃない、とにかく一番はこれからどうしたいのか、っでしょっと。
ふむ、たしかに。

”一杯おごってくれてもいいわよ”
なかなか言えたもんじゃないこんなセリフ 笑
さあ、もしそう言われたら
受け入れるも拒むもあなた次第。
でもね、ひとつ人生を変える転機となるかも分かりませんよ。
エアール

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