フラニー

コレットのフラニーのレビュー・感想・評価

コレット(2018年製作の映画)
4.0
この時代って、普通にいたんですね、覆面作家が。お金と家柄、名声が芸術家も必要だったなんて、悲しい時代です。でもさほど世の中は変わっていないか…

さて、
なぜ今コレットなのか!?

ジェンダーフリーであることが社会的に認められつつある今、コレットの個性にやっと時代が追いついたってことかしら。強烈にかっこよくて、知的なんだけど、自然の中、田舎で暮らしたワイルドさが、かえって彼女を個性的にしたんですねー。
そこにはコレットの母の素晴らしさもあるみたい。「あなたらしさは誰にも奪えない」って畑仕事をしながらさらっと答える母の姿、感激しました。私も娘にそう言ってあげたい。

クロディーヌってあんまり翻訳されたの見たことないなと思っていたけど、そうか、コレットにとってもあまり思い出したくない作品だったのかと、腑に落ちましたー。

それにしても、フランスで制作して欲しかったよ。。
いつかまたフランスでお願いしたいものです。
フランス語で観たいです。

でも衣装と美術、キーラ・ナイトレイは素晴らしかったわー。
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