おとみデス

元禄忠臣蔵 前篇のおとみデスのレビュー・感想・評価

元禄忠臣蔵 前篇(1941年製作の映画)
4.7
忠臣蔵 櫻花の巻/菊花の巻(1959年)
   東映、182分、カラー
元禄忠臣蔵 前篇・後篇(1941年・1942年)
   松竹、112分・111分、モノクロ

忠臣蔵2作品、観た。@U-NEXT。

いやぁ、最初、難しかったんだけど、入り込んじゃったら見入ってしまった😳😑🥺

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(以下、駄文感想。)

今まで忠臣蔵をどんな形であれ、観たことも読んだこともなかったのですが、
先日『人間臨終図巻』(山田風太郎著)を読んで、浅野内匠頭と大石内蔵助が載っていまして、興味がムクムク湧きまして。忠臣蔵と言えば、あと吉良上野介。
しかし、松之大廊下、仇討ち、ってイメージだけであとはよく知らない。彼らのことも、赤穂浪士事件のことも、忠臣蔵のことも。

で、映画観たわけです。
何せ初心者なものですから、
先に、物語として王道らしい「1959年東映」カラー、
後で、史実にこだわったらしい「1941年松竹」モノクロ
の順で。

ふーむ🤔
赤穂浪士事件直後から現代に至るまで、あらゆる表現法方で何度となく脚本され、語られてきた「忠臣蔵」。
先に挙げたお三方はもちろん、何人もキーマンが出てきて、思った以上に複雑な話でした。
特に、大石内蔵助が討ち入りを決めるまでの諸々の事情。
でも、それあってこそ、おのおの立場違えど武士道の思うところ、に唸れる😶

いやぁ、憤懣やる方ないところ、武士道精神の頑ななまでに清いところ、願い果たされるところ、、、忠臣蔵として脚色されたんだと思うけど、元ネタが史実なんだということがまた感激増す🥺。

あと、映像音痴な私でも引き込まれる映像でした😲。
特に、1941年上映の元禄忠臣蔵は、モノクロなのに、武家屋敷、能舞台など、広く大きく、本物感があるセット。
撮影も細切れじゃなくて、どれも長い1シーンが1カメラワークで撮られていて、緊張感や哀愁、静かな空間に圧倒され。
所作も、歌舞伎役者さんだからか、昔の映画だからか、古風な雰囲気でずっしり重い。

忠臣蔵。
立場や人物などよって、いろんな作品があるらしいので、今後も末永く楽しめそうです🇯🇵
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