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ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦のTAMUのレビュー・感想・評価

4.4
衝撃でかっ。ナチが迫って来る恐怖に見終わってからも足がガクガクする感じ、希望が潰されていくのを傍観していた感じ、胸が張り裂けそうに辛い…

いい歳して受け止められなくて、見てる最中からいっぱいいっぱい。。
トラウマ映画入り確定。

第二次大戦中、ナチスナンバー3、ハイドリヒ暗殺を命じられたエンスポライド作戦(原題:Anthropoid)と参加したレジスタンスの顛末を実話ベースで描く。

当時、無血占領したチェコを統括していたハイドリヒ。レジスタンスは空路からパラシュートで首都プラハに向かい、心ある協力者たちと無謀な計画を実行に移していく。

なぜ無謀か。それは暗殺に成功しても失敗してもチェコは血の海と化してしまうから。

この映画、全編16ミリフィルムを使用しているとのことで、鮮明では無いが、記録映像的な迫力がある。また、ドラマチックな仕立てがツボに刺さり、堪え難い展開に…

チェコのレジスタンスが英語を話す点は、どうしても難癖付けたくはなりますが、歴史の過ちを振り返るなかなかの力作でした。
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