このレビューはネタバレを含みます
キリアン目当てで。
概ね実話通りで初めから悲劇的な結末が見えているうえに、予想以上にナチスの報復パートが長くて、キリアンに見とれてなければ最後まで見届けるのがしんどかった…逆に言うと美しい人は存在だけで残酷なものに目を向けさせてしまうのですごいと思いました(感想が小学生)
キリアンの佇まいや抑制の効いた演技や品のある物腰はプラハの石造りの古い街並みに似合いすぎて本当に本当に様になるし、プラハの街を見下ろすたくさんの聖像たちは出来事の顛末の無慈悲さを煽る救わない神でしかなく、悲しさと美しさの同居する作品でした。