エスパー

ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦のエスパーのレビュー・感想・評価

3.7
戦争映画には他の映画では出せない何かがあるといつも思う。戦争によってネジが外れた社会か、狂っていく人間か…常識を超えた史実に圧倒されるばかり。
今作『ハイドリヒを撃て!』はハイドリヒの暗殺について詳しいことはほとんど知らない頭で鑑賞。鑑賞中は身震いが止まらなかった。ナチスの行為の全てに疑問を感じたし、目をつむりたくなるようなシーンもあったけどこれが過去に実際にあったと考えるとどんなホラー映画より怖い。戦時中の愛国という言葉の怖さを思い知った。劇中にジュリアスシーザーが出るのも納得。戦争からは何も生まれないな……
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