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ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦のDONのレビュー・感想・評価

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カタルシスなき戦い。ハイドリヒを暗殺したところで、代わりの後釜が座るだけなのだ。徹底したリアリズム描写による戦闘場面や正視に耐えぬ拷問場面は、それが凄惨を極めれば極めるほど、戦争の無益を語っている。白刃のようなキリアン・マーフィの悲哀と高潔が、一本の背骨として作品を貫く。
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