実際にチェコで起こったハイドリヒ暗殺計画、通称「エンスラポイド作戦」を基に描かれた作品。
実話を基にしているだけあって、映画のようにはいかないんだと思わせるシーンが多々あり現実に潰される。ヒトラーやナチス幹部への暗殺計画が、紙一重で失敗に終わったことは他の映画でも描かれてきた。この映画はそれらの物語をある意味補完するモノのようにも思えて悲しくなる。
この作品や『誰がため』みたいな、各国のレジスタンスを扱った映画は歴史を知る上でももっと増えて欲しい。尋問中のバケツシーンは、観ているだけでも耐えられないものがあった。