Maki

ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦のMakiのレビュー・感想・評価

3.8
想像以上に救いのない鬱映画で鑑賞後しばらく呆然としてしまいました....。元気な時に鑑賞することをオススメします〜!

希望も救いもない、痛ましく苦しいだけの展開でしたが、これこそが"戦争"なのだと思いました。綺麗事や武勇伝で済ませてはいけないのだということを思い知らされたような気がします。
戦争を知らない世代だからこそ、こういった映画一作一作をしっかりと心に刻んでおきたいと思いました。

守りたい人がいて、愛する人がいて、本当は穏やかに当たり前の生活を送りたくて、それでも祖国のために命を投げ打つしかなくて....。仲間内で自殺用の青酸カリを配り合うシーンや、死に直面した時に「死にたくない」と訴える場面は特に印象に残りましたし、息がつまるような苦しさを覚えました。

チェコの友人数名と話していて感じるのは、今でもドイツに苦手意識を持っている若者が多いのではないか?ということ。第二次世界大戦中の話や、現代のドイツ人の悪口など 彼らから沢山聞いてきました (学生時代、第二外国語でドイツ語を選択した時は苦々しい顔をされた記憶があります...(*_*) )
戦争から74年が経った現代においても、第二次世界大戦中の傷は完全に癒えていないということを実感します。これはドイツとチェコに限った話ではなく、日本を始めとする様々な国においても言えることだと思いますが...。
過去の出来事はしっかりと受け止めつつ、これからはお互いに歩み寄る姿勢や勇気も必要になってくるのではないかと思います。

さて...重苦しいレビューになってしまいましたが、最後に大好きなキリアンお姉さんについて少しだけ....!!
相変わらず薄いブルーの瞳が綺麗でした〜!キメ顔よりも、ふとした表情に心持っていかれるタイプの俳優さんだと思います(コラ!)
あと海外の俳優さんの中でも身長低めな方なので、女性とのダンスシーンでは目線の高さが相手と変わらなくて、毎回可愛いなと思ってしまいます...!!笑 (BBCのドラマ「ピーキーブラインダーズ」でもダンスシーンがありました!笑 お姉さん好きな方是非。)