湯雨

ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦の湯雨のレビュー・感想・評価

4.4
【MG42 in プラハ】
傑作アクション映画と出会ってしまった!めっちゃ好み!
ナチス高官を暗殺するために、占領下のプラハに潜入した工作員2人。

終盤までBGMが殆ど無く、自分もその場にいるような感覚になってしまう。かと言って地味では無く、暗殺決行までの緊張感が溢れており退屈しない。
特にゲシュタポが酷すぎて最低!少年に母親の生首を突き付けて拷問するシーンとか、ドン引きした。街中を歩くSS.隊員も屈強で無愛想。ヤラレ役ではなく、「怖いナチス」が描かれていた。

そして溜めに溜めた最後のアクションシーンの素晴らしさ!とにかく銃声が凄まじい。
少人数対大人数の篭城戦というだけで超好みなんだけど、特筆すべきはMG42の銃声!こんなのチェーンガンじゃないですか。
各々のリロードも端折らず描かれていて◎
銃声、位置関係、弾痕などしっかりしてて、銃撃戦映画としても良い

レジスタンス物の悲惨さ、戦争サスペンスとしての緊張感、手榴弾と弾丸が飛び交うアクション、
イケメン2人の友情(若干のBL感笑) すべてあり!

不満としては、室内のシーンが多く、個人的に世界一美しいと思っているプラハの景色が堪能できなかったこと!低予算なのかな?

もっと知られるべき、傑作!!
湯雨

湯雨