ジョジー

ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦のジョジーのレビュー・感想・評価

3.9
第二次世界大戦下の史実を基にした映画。ナチスの実力者ラインハルト・ハイドリヒの暗殺を命じられたチェコの若き暗殺部隊と、それを助けるプラハのレジスタンスたちのほぼ実録ものであり人間ドラマ。その壮絶な顛末が描かれています。
チェコの兵士ヨゼフとヤンがナチスに支配されたプラハの近郊にパラシュートで不時着。自国ながら誰が味方で敵なのかを直ぐ様察知する必要があるほど、誰も信用ならない状況。
少しでも手抜かりがあれば、自分たちだけでなく、協力者とその家族たちも危険にさらしてしまう…その極度の緊張感が観ている間ずっと続きかなり重め。
暗殺の指令の曖昧さ、何を信じていいのか? 実行後の不透明さは誰もが感じ、仲間でありながら温度差もある中での決断。その後はあまりにも残酷でつらいシーンもありますが、ヨゼフを演じるキリアン・マーフィとヤンを演じるジェイミー・ドーナン、そして同胞たちが視線を交わすだけで気持ちが通じているのが感じられ、そんなところに助けられたかも。
今でも銃撃戦があった教会に弾痕後が残っているとか。犠牲にしたものも大きいけれど、チェコスロバキアの名誉をかけて戦った兵士たちを思い、ナチスの犯した罪の重さを知るいい機会でした。観て良かったです。