えるる

ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦のえるるのネタバレレビュー・内容・結末

3.1

このレビューはネタバレを含みます

「ナチス第三の男」をちょっと前に見た後で観たので結末など大まかなストーリーは分かっていたが、レジスタンス側の彼らのみをピックアップして作られた作品。

チェコはドイツ侵略を戦わずして許してしまった背景がある。ドイツ軍やナチに好き勝手やられてレジスタンスができるのは当たり前。
ヨゼフとヤンを中心に回っていくが、やはりレジスタンスに協力するという事はその人達にも危険は付き物なのに、協力してくれる人達がいる。戦う力は無いけど何かしたい人達。ハイドリヒ暗殺は難航するけど、目的は達成されて良かったと思うが、暗殺の報復は酷い。噂だけで村は潰され人が殺される。5000人の人々が殺される。自分達がやった事は?自分達が名乗り出ればと思うが神父は
君たちに罪はない。罪人は他にいる。いずれ審判が降るはずだ。私はそれを信じているからここにいる。
この言葉って多分あの時にレジスタンスに協力した人達全てが思っている事だと思う。拷問と処刑。あれは本当に酷い。本人達が後悔をするのか達成感があるのかはわからない。
最後の戦いが結末をわかって見ているからこそまた辛かった。7人のレジスタンスに700人のナチス親衛隊。勝ち目はない。でも毎回応援する。6時間頑張ったよね。

この時代のナチスや大戦の話は辛いけど見るべきものだと思ってます。国が動いてくれる力を得ようと未来のために命を捧げる若者達を実際にチェコの人はどう思っているのだろう。英雄なのか、それとも報復によって殺された人数を考えたら違うのか。
私は英雄であって欲しいと思います。彼らの行動で勇気や希望をもらった人がいると信じたい。
この聖キリル&聖メトディウス教会は今は戦争記念館になっているという事なので行ってみたいな。
この数年後にプラハは戦地真っ只中になると思うと綺麗な街並みが今は戻ってるのがまた凄い。

とろサーモンの久保田に似てるおじさんが気になる・・・
えるる

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