ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦の作品情報・感想・評価

「ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦」に投稿された感想・評価

原題「エンスラポイド」。エンスラポイド作戦という実際にあった事件の映画。
「エンスラポイド」では日本人になじみがなく、わかりにくいのは理解できるが、それにしてもこの邦題のセンスのなさ。
内容はそこまで勧善懲悪ではないし、ましてや軽いものではない。

史実に基づいているのでストーリーは推して知るべし。
銃撃戦の描写は息をのむほど。
銃火器には疎いが、何やら大きいマシンガンが出てきたときの絶望感はかなりのものがあった。

個人的に、暗殺するときは犯人個人を特定できるようにしておかないと、関係ない人が酷い目に合うものだなと思った。
ここ数年、沢山の戦争映画を観て来た中で、1番心に残る映画でした。
知らなかった史実を知ることが出来るのは、まさに映画ならでは。
最近で言うならサウルの息子やダンケルクで知った衝撃とはまた別の、深い悲しみがありました。

あんな若者が、国の為に行動する強い気持ちが現代日本に生きる私達にはわからない。
だけど、若者達はパラシュートで入れなくなった自国に降り立つ前から、迷いなく決心してたのだと。
新たな出会いをも振り切る強い信念を観た観客が目の当たりにするラストは、わかっていても涙が止まらない。
人間味がさりげなく表現される分なおさら戦争の惨さを改めて思いしらされた映画でした。
思い出すと今もあの若者たちを想い涙が出るくらい、こんなに感情移入した戦争映画はなかったです。
そしてキリアンのファンになっちゃいました。
第二次大戦時にチェコスロバキアで実行された『エンスラポイド作戦』(※ナチスの高官暗殺計画で唯一成功した)を描いた作品🎬✨この史実は全く知らず『実話の映画化』という程度の知識で鑑賞…(つД`)💦
戦争モノは苦手なのですが本作は『レジスタンス達の人間ドラマ』として秀逸で👍🏻かつ徹頭徹尾ピリッ⚡️と緊張感がありアタシでも飽きずに観られました👀✨
教会⛪️に立て籠もってからの銃撃戦はホントに悲しくて。でも戦う姿は美しかったなぁ…

鑑賞後にちゃんと調べて学びました✏️✨教会地下室の窓(ナチスが水を流し込んだ)は現在も外壁の銃痕もそのままに保存され、実行者達を記念する銘板がその上に設置されています。勉強になりますた👓✨
erinko122

erinko122の感想・評価

3.2
タイトルがどことなく軽い印象を与えてしまうけれど、実話を必要以上にドラマチックに描くわけでもなく、ひたすら重く悲劇的な現実がリアルに描かれていて、とにかく辛い(´・_・`)戦争に立ち向かう市民の精神を本当の意味で理解なんてできないし想像を絶するなぁ…と。史実に基づく戦争映画はものによるけれど幼いうちから観て、自分で考え感じとるのには教科書より効果的だな、なんて思ったり。その点でいい映画だった。
KAZU

KAZUの感想・評価

3.8
壮絶なる犠牲
第二次大戦中のチェコを舞台に、当地を統治していた"プラハの虐殺者"ラインハルト・ハイドリヒ暗殺(エンスラポイド作戦)を、大英帝国政府とチェコスロバキア駐英亡命政府によって派遣された暗殺団を中心に描いた一作。
色んな意味で揺れる男心を描写したことでナチスに翻弄される一国民というスタンスが保たれているあたりに大いなる臨場感を感じるものの、暗殺団の彼らが軍人だと思えなかったところが違和感というか何というか……。
とはいえ、命令に忠実という無骨が更なる悲劇を招いたというトコロに如何ともし難い哀切を感じたり。
キリアンマーフィが出てるなら…と軽い気持ちで観ましたが…
重たい戦争映画でした。実話というのが本当に信じられない。

チェコを統治し始めたラインハルトハイドリヒを暗殺する計画、エンスラポイド作戦を実行したチェコの7人の兵士を描いた映画。原題はこの「Anthropoid」です。ちなみに、ヨゼフとヤンはパラシュートで降下したところから始まります。

何が重いかって暗殺作戦が終わってから。序盤だけでもいつ殺されるかわからない恐怖とずっと隣り合わせっていう状況が描かれているのに、彼らを血眼になって探し始めたナチスドイツの恐ろしさったら…
拷問のシーンはもう。もちろんだけど彼を責めることは誰にも出来ない。
ラスト教会での争いは本当に辛すぎた。

1つ熱かった展開をいうと、パニックになった時教えてもらったことを、次にパニックになった人に教えるみたいな、成長と友情を感じれた。だからこそ後が辛いんですけどね。

重たいからこそ戦争を感じられた映画でした。安っぽいから邦題なんとかしてほしい。
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