ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦の作品情報・感想・評価・動画配信

「ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦」に投稿された感想・評価

生きて戦い続ける義務があるという言葉がプラハの冬には虚しく響く。
nutaki

nutakiの感想・評価

3.7
この邦題を酷いと思わない人の方が珍しい、のに何故付ける?「ナチの野獣」暗殺作戦、なんて!呆れるわ。原題『Anthropoid』はそのまま、作戦名だ。エンスラポイド作戦、結構有名だから知ってる人も多いと思う。私が知ったのは20代の頃観た映画『暁の七人』だ。衝撃的だった。この作戦名も日本では『類人猿作戦』などと訳されている。センスないなあ。
暗殺はともかくその後のナチの報復の話が恐ろしく、この映画もなかなか観れずにいた。今回、『ナチス第三の男』を観る前に観ようと意を決して鑑賞。今作は暗殺側を描いているため、ハイドリヒについての描写は殆どなく、知識が少しはあった方が良いと思った。逆に第三~はハイドリヒの側から描かれているようなのでセットで観るのも良いのかなと。
7人のうち暗殺命令を受けた2人の男に焦点が当てられる。先ずはヨゼフ・ガブチークをキリアン・マーフィ。『インセプション』『ダンケルク』にも出ていた。ノーラン監督のお気に入りかな?アイルランド人で北欧的な顔立ちは瞳の色が薄くてクールな印象。タイプ的にはマッツ・ミケルセンに似た雰囲気で何とも色気がある。結構好み。この役はもの凄い熱量を感じてまさに適役。
ヤン・クビシュにジェイミー・ドーナン。イケメンだけど何処で観たのかな?と思ったら『フィフティ・シェイズ』のあの男か😅あれは酷い映画だった、レビューすら書いてない。なんと3作もあったのね。奥さんはコリン・ファレルの元妻。この人もアイルランド人。ヨゼフに引っ張られる役だけど、最後は果敢に闘う。
シャルロット・ルボンは可愛いというかちょっと変わった顔で魚風。
トビー・ジョーンズは脇役として活躍。身長163㎝だけど、もっと小さく見えるなあ。ギョロっとした目が特徴。
一番びっくりしたのはハイドリヒ役の俳優さん。本人にソックリ!顔も似てるし顔の形やスタイルも似てる。長身(190㎝以上あったらしい)だし!この後で第三の男のジェイソン・クラークのゴリラ顔ではリアリティないね。
2人の恋愛も織り交ぜてドラマ的な前半だったが、表面だけスッとなぞったような人物描写で、もう少し掘り下げてたら感情移入出来て良かったかも?後半の展開は迫力あったし、恐ろしかった。でも何というか、前半からの後半への流れが、あまり興奮出来ない、というか、やけにアッサリで物足りなかった。ラストもアッサリめ。
結局は何のためにとか虚しさが残ってしまうが、戦争やナチの恐ろしさや、歴史的な部分はしっかり表現出来たと思う。
仕方ないとはいえ、チェコ語でなく全編英語でありながら、ナチに通訳が同行している時の会話と、ちょっと違和感がある。
連合国のナチス幹部の暗殺は、これが唯一成功した暗殺だ。
リディツェ村があまりにも可哀想で、その後に調べたが、何の根拠もなかった。結局は何処でも良かったのだ。本当に恐ろしい。
Chisato

Chisatoの感想・評価

4.2
服装や街の暗い雰囲気がすごくよかった
ヨゼフとレンナの関係が素敵
前半と後半で、別な感じのハラハラ感ある
ヤンがヨゼフにされたのと同じことをするのが印象に残る
ハイドリヒに関する映画、みたくなる
TK

TKの感想・評価

3.8
ハイドリッヒの暗黒面が描かれつつ
レジスタンスの最悪の結末まで見応えあった。
toro

toroの感想・評価

4.2
憶病者は何度も死ぬが、勇者は一度しか死なないっていう話。

本人達の中では命を賭けた国を救う為の英雄的行為なんだけど、その行為がより国の混乱や民衆の虐殺を呼んでしまう。

ただ、そのまま従っていても人や建物や文化の殺戮は緩々と続いてしまう。

本当に考えさせられる映画。

最初の方はあまり面白くなくて、後半に行く程面白さが詰め込んである。
最後が哀しくも美しい。
プラハの街が美しいのが、また切ない。

Cowards die many times before their deaths.
The valiant never taste of death but once.
国の未来の為に散った少数精鋭の話。

話はドイツ占領下のチェコスロバキアが舞台。ハイドリヒ暗殺を目的とするエンスラポイド作戦を実行すべく軍人と反ナチ組織が共同して行動していく話。

どことなく悲しげな雰囲気が常に漂い、絶望と苦悩の狭間で暗殺を行うという光にも見えることを実行しようともがく。
全体的にドキュメント調のようにも見えるが一人一人について描かれているので人数は多いが理解しやすかった。
ハイドリヒ側の過去を知るならばナチス第三の男を見ることをおすすめする。ただ、こちらのほうが緊迫感や重厚感はあった。
ハリー

ハリーの感想・評価

3.0
今朝観た「ナチス第三の男」と話は同じ。ナチスの幹部を一人殺った報復に5000人が犠牲になったそうです。イギリスの短機関銃は銃身持って撃ってるけど熱くないのかな?
餅

餅の感想・評価

3.7
実話かぁ...。
観終わった後かなりやるせない気持ちになってしまった。
そうだよなぁ...。

2020.214
観た後にやるせない気持ちになってしまう実話映画第2夜。
舞台は第二次大戦中期のチェコのプラハ。
ナチスはヨーロッパのほぼ全土を制圧していたようです。
イギリス政府とチェコスロバキアの亡命政府とが協力して極秘計画を練る。
主人公は2人の軍人ヨゼフとヤン。
当時、チェコの統治者でホロコースト計画を推し進めていたのが、ラインハルト・ハイドリ。少年時代のトラウマが要因で、冷酷な獣になったようですね。
ヒトラー、ヒムラーに次ぐナチスNo3。暗殺の場面はハラハラ。しかし残念な結果に。
最後の教会のシーン。ひとりひとり仲間が死んでいく。どうみてもハッピーエンドにはなれない展開。
好きな女性との生活を夢にみながらも、祖国チェコのため、自らを犠牲する2人。
戦争は憎い。住民は望んでいないのに、兵隊として連れていかれる。あとはほぼ神風特攻隊。
ナチスの残虐行為が、作品後半続く。命を粗末にしてはいけないと、生まれたときに一番最初に習っているはずなのに。
毎度、ホロコースト映画では、ナチスに対し、心の底から許せない気持ちになる。
本当は、大日本帝国も似たようなことをしているのですけどね。
暗殺計画の名前で、原題のanthropoid。人間に似たという意味なんですね。ナチスは人間に似た悪魔ですね、本当に。
今の政治も、少しずつ少しずつ、国民にはわからないように全体主義に向かっています。
じょうずにメディアを使いながら、仮想敵国作りと洗脳が始まってます。
映画好きな方なら、たぶん、みんなそう感じているはずですが。
同じ題材の映画がありますね。「ナチス第三の男」「暁の7人」
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