現実の世界にヒーローはいない。
それをわかっているうえで、だからこそヒーローを夢見るし、スーパーヒーロー映画を楽しむのだけど。
現実はかくも冷酷で残酷だ。善良な隣人が銃を持ち、仲間を密告する。信…
これだけ史実を克明に描いた映画に対して、良かったとか悪かったとか評価をつけるのもおかしな話だという気もするけれど、何から何まで良かったです。
勇敢な男達がいたことを後世に確かに語り継ぐ為の記録媒体…
作戦実行までは、その時代の緊張感は漂うもののどこか緩い雰囲気だった。
でも、作戦の実行後は急転。村1つ消したり、結果的に5千人を殺すなど手段を選ばない報復に息もつけない展開だった。
協会に立て籠…
昨日はダンケルク、本日はこれまた実話に基づく第二次世界大戦下のチェコスロバキアが舞台の映画をみてきました。
ヒトラーの後継者と呼ばれ、ナチスNo.3のラインハルト・ハイドリヒ暗殺の作戦(エンスラポ…
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エンスラポイド(類人猿)作戦の見所は、ハイドリッヒ暗殺までの細かい駆け引きや人間関係の緊張感にあると思ってるけど、そこを時短ににしてしまって最後の教会での銃撃戦に重きを置きすぎて安っぽいアクション映…
>>続きを読む暗殺、テロリズム=小さな正義
報復、虐殺=中くらいの悪
解放、勝利=大きな正義
小さな正義が、大きな正義を導くのであれば、中くらいの悪は看過されてよいのか。「結果論だ」と言ったとたん、正義と悪は相…
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字幕版を鑑賞。
前半では、重大な任務を帯びている工作員が協力者の女性達と暢気にいちゃついている等なんだか緩い雰囲気。そもそもドイツ人達はドイツ語喋っているのに、チェコ人達はみんな英語というのにも違…
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史実を元にした作品。
それだけに、最後まで救いがほとんどなく終わるし、暗殺成功もやってやった感がない。
祖国を思う気持ち、裏切り、拷問による白状と様々な人の様々な心が映し出される。
最期のシャワーシ…
いつの時代のどんな国の人間も、自分以外の誰かを愛して、愛されて、信じ合ってて、生きてきたんだろう、って思ってた。そうやって、命を繋げて、人間をやってきたんだろうって思ってたけど、それを当たり前の事だ…
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