ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦の作品情報・感想・評価・動画配信 - 4ページ目

「ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦」に投稿された感想・評価

Marie

Marieの感想・評価

3.9
彼らの行為が正しかったのかどうか、その評価など、もうどうでも良くなってしまう。物語性も。史実だということさえも。
今ここに具現化させられた彼らは、闘い、憎み、愛し、葛藤し、生きて死んでゆく、血の通った人間であって、決して歴史ではない。なんて鬼気迫る繊細な表情だろう。生きることの尊さを前にして、私は何も言えなくなってしまう。
mallowska

mallowskaの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ラインハルト・ハイドリヒはナチスの中の著名なメンバーの中でただ一人市民によって暗殺された高官。長身でいかにもな風貌は印象的である。

その暗殺の舞台がプラハだった。現代においてナチスに高官が暗殺されたことは「ざまあみろ」かもしれないが、それによりチェコのリディツェという村が報復のために消された。

ハイドリヒ暗殺計画に関わった7名の戦士は自決。

本物の零戦を所沢で観た時も、この時代の映画を観た時も思う。この時代に生きていたら、どれだけの友人や大切な人を失っただろうか、と。
その悲しみや悔しさや憎しみはどこへ向かったんだろうか、と。
JTK

JTKの感想・評価

4.0
ドラマ「ピーキー・ブラインダーズ」(現時点での)全話を観終わって、キリアン・マーフィー見たさに鑑賞。

こういった作品に対して、凄く面白かった、というのは若干気が引けるが、凄く面白かった。
実話を元にした娯楽映画として実によく出来ていた。

過剰にドラマティックな演出ではなくて、いい按配に抑制されてたのが逆に緊張感あって良かったかも。

戦争の愚かさ。時と場合には、人間(特に男性)は野獣にもなりうる可能性を誰もが秘めている、ということが良く伝わってきた。
coboss

cobossの感想・評価

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このレビューはネタバレを含みます

アマプラでの公開が終わりそうなので観てみた。ローラン・ピネ「HHhH」が原作なのかと思っていたら、違うようである。オリジナル脚本?
最後二人とも死んでしまうのは知っていたのだが、見てるうちにしんどくなってきたので早送り。後半一時間は死屍累々なのであった。
キリアン・マーフィーが珍しく良い人の役なので熱演を楽しむ。確かに暗殺決行したがりすぎで若干ファナティックな香りがあるし、修道僧みたいな雰囲気で最初から死にに行く体制だし、そういう意味では彼に向いてるのかもしれない。
チェコが占領されたのが1939、ドイツがソ連に侵入したのが1941年。1941年だったら、確かにナチの負けを待つというオプションは我慢できなかったかもしれないなあ。
あちこちにプラハの観光名所がちりばめられていて懐かしい。カレル橋とかヴァーツラフ広場とか。チェコの全盛期は14世紀だったらしいが、ナチもソ連もチェコを地図から消すことはできなかった。
実話ベースと言っても第二次大戦からはだいぶ時間が経ったと言うことだろうか。実話ベースにありがちな、登場人物の過剰な美化みたいなのはない。
史実を知ってるわけじゃないけれど、物語的にも盛っている感はほとんどない。
それでも、退屈せずに最後まで観られるし、最後も盛り上がって終わるので、大したものだな、と。

ドイツひどいなー、とか思いながら観てたんだけど、実際にはドイツがひどいんじゃなくて、これが戦争なんだろう。実際、形勢逆転して以降は、ドイツ人がひどい目に遭ってたワケだし。
そうしてみると、ドイツはひどいことをしましたが日本はしてません、なんてあり得ないだろうなって思って、ちょっと憂鬱になった。
そら

そらの感想・評価

3.8
頑張れ邦題!!

暗殺計画ってこんなに行き当たりばったりなの?とツッコミたくもなったけど、大聖堂での死闘は緊迫感や重厚感があった。

仲間の裏切りにははっとさせられる。

見終わってからもラストのヨゼフの青い瞳が脳裏に焼き付いて離れない…。
haru

haruの感想・評価

4.0
訓練通りにやればいい。

1941年ヨゼフ・ガブチークとヤン・クビシュは、チェコ亡命政府からハイドリヒの暗殺命令を受け、秘密裏にプラハへ潜入。しかしナチスの報復を恐れ、チェコのレジスタンスは作戦に反対。一方ヤンはプラハ滞在中にマリーと出会い、死にたくないと願うようになっていた。

ナチスの高官ハイドリヒを暗殺したエンスラポイド作戦についての作品。この作戦に選ばれたのが独身男性だったのは、生還の見込みがほとんどなかったから。(実際暗殺者たちは全員死亡)作戦は一応成功したものの、ナチスは報復としてチェコ市民5000人を殺害したそうです。ハイドリヒの命は、チェコ市民5000人分に値するってことですか…改めてナチスの恐ろしさを感じました。
女性陣は恐らくフィクションかと思われますが、他は実話なようです。そこでまず驚きなのが、こんな大きな作戦を任される二人が、失礼ながら大変素人くさいところ。ヤンは現場が初めて?なのか、慣れてない感がすごいし、最初は頼れそうだったヨゼフも、本番で痛恨のミス。戦時中に人を殺すのはプロの暗殺者だけではなかった。誰もが、国のために命を懸けた。
彼らが命懸けで決行した作戦で、多くの犠牲者が出たことを知った時に苦悩する姿が何とも言えない。そんなヤンに喝を入れるオパルカは、理想のリーダーです。そして覚悟を決めたヤンが、かつてヨゼフがしてくれたように、仲間を励ますシーンは最高でした。
とりあえずキリアン・マーフィのベストだと思います!
rage30

rage30の感想・評価

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このレビューはネタバレを含みます

ナチス幹部ハイドリヒの暗殺事件を描いた、伝記映画。

舞台となるのは、ナチス支配下のプラハ。
街は密告者だらけで、誰も信用出来ないヒリヒリとした雰囲気が、実にスリリングだった。

あとは、ラストにある7人対700人の籠城戦も見応えあり。
映画的に誇張してるのかと思いきや、実際にあった出来事というのだから驚かされる。

ハインリヒ暗殺の正当性については、未だに議論が分かれるそうで、確かに5000人のチェコ市民を犠牲にしてまで、やる必要があったのかは分からない。
ただ、最も悪なのはナチスである事は間違いないし、これがナチス幹部暗殺の唯一の成功例というのも事実である。

なかなかヘビーな話だが、キリアン・マーフィ&ジェイミー・ドーナンの美形俳優が主演をしてる事もあって、意外と華を感じさせてくれた。
少なくとも、地味な戦争映画からは脱却しているので、誰が見ても、それなりに楽しめるだろう。
ジェイミー・ドーナンとキリアン・マーフィが見たくて鑑賞
歴史の復習にもなるし、実話に基づいてるから、チェコの人々の反ナチの感情も持つことの危険さ、怒り、苦しみが表されていて、負の歴史を知る重要性を感じる
占領下で占領国の権力者であるハイドリヒを暗殺する計画を立てるのは危険極まりなくて、本当に命を捧げる覚悟がないとできないと思うと、勇気ある人たちだと感じた
キリアンとジェイミーのチェコアクセントが素晴らしかった
柑橘

柑橘の感想・評価

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ある程度の事前知識を要する映画。

必要だと感じたのは以下
・ハイドリヒの人物像と行政手腕
・ドイツによるチェコスロバキア解体(チェコ→ベーメン・メーレン保護領、スロバキア→独立)と駐英亡命政府

特に暗殺対象のハイドリヒは、存在感の割に脇役クラスの出番しかないので、ざっくり知っておくだけでも鑑賞がだいぶ楽になると思う。

原題は「anthropoid」、暗殺作戦のコードネームとのこと