ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦の作品情報・感想・評価 - 60ページ目

「ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦」に投稿された感想・評価

mike

mikeの感想・評価

4.5
シネマ ジャック&ベティで字幕版を鑑賞。この映画のために先日L.ビネの「HHhH」を読んでいたので暗殺作戦の背景などは判っていたけど、やはり映像だと緊迫感が凄かったわ。特に最後の大聖堂のシーンはクローズアップが多かったり、銃声が消えたりしてて忘れられないかも。
まりん

まりんの感想・評価

4.2

このレビューはネタバレを含みます

Cillian Murphyが凄く良い。こう言う戦下の時代物凄く上手いわよね。

史実をもとにしているという事で、あの時代に生きる大変さが、本当に良く伝わってきます。
助ける事も関わる事も命懸け。簡単に目を背けていた人たちを非難は出来ない。
自ら死を選びたくなる程の酷い目に遭わされる。肉体的にも、精神的にも。

暗殺の成功と引き換えに失われた沢山の命。
ただただ恐ろしい・・
TuneIshi

TuneIshiの感想・評価

3.8
ナチ占領下のチェコ 、英国と
チェコの亡命政権の命令を受け
パラシュートでチェコに潜入し、
ナチ要人暗殺を実行したうちの
2人のチェコ軍人を主人公に、
暗殺をめぐるレジスタンスたち
との作戦の是非をめぐる確執、
恐怖と葛藤、ナチの凄惨な報復
と暗殺者たちの最期を描く。

パラシュート降下した2人の
チェコ軍人ヤンとヨゼフ。

落下時に負傷したヨゼフの
治療の為に入った小屋で、
密入国だと分かった上で
匿って歓待を受ける……。
と思ったら、速攻でナチに
チンコロ電話いれてる(汗)

電話するオッさんをヨゼフが
射殺❗️もう1人の住人が逃げた❗️
元気なヤンが銃をとって追いかけ
男を撃つ(予告編にあるキメカット)
……が、撃てない❗️

最初は元気だし体もゴツくて
ヒーローだと思ったらヤンは
意外と気合いが入ってない感じ
なのが分かるシーンで開幕。

その後も後難を畏れて弱腰な
レジスタンスに喝を入れる
やる気満々のヨゼフと違い、
協力者(潜伏先のお手伝いさん)
の女性と速攻で仲良くなって
結婚したり、死にたくないと
メソメソしたりと弱気なヤン。

実行直前には緊張のあまり
過呼吸になるヤン、拳銃の弾丸
の再装填をやらせて何とか
落ち着かせるヨゼフ。

いざ実行の際には何とヨゼフ
がミスって銃が不発w

ヤンが車に投げた手榴弾が炸裂
し、負傷する要人ハイドリヒ。

暗殺者に追いすがって元気に
見えたが、この傷により死亡。

ここから凄まじい報復が始まる。

修道院に匿われた暗殺者たちに
嫌疑を受けた村が虐殺にあった
ニュースが入り、レジスタンス
の金に転んだ奴の密告のせいで
主人公たちの潜伏先にSSが来て、
優しいおばさんをガチ殴り❗️

観念して配られてた青酸カリで
自決した彼女の死体を
ガンガン蹴るSS士官❗️

息子も凄惨な拷問の果てに遂に
暗殺者たちの潜伏先を自白。

潜伏先で激しく抵抗し、力尽きて
次々と自決する暗殺者たち。

ここでヤンがビビった若い兵士に
ヨゼフと同じフォローをして、
最期まで戦うシーンが胸にせまる。

ヨゼフがナチに対する怒りと蛮勇を
ヤンが作戦自体への疑問や躊躇を
象徴してたのかな。

作戦自体は英国の戦争と政略の
ロジックで進められたもので、
チェコ市民には悲惨で高過ぎる
代償を払わせる事になった訳で、
作戦自体はやっちゃダメだった
のかもしれないけど。

最期の最期まで抗い、潔く散った
暗殺者たちをそれだけで全否定
する気にもならないなぁ。
BSOL子

BSOL子の感想・評価

3.7
避けがたい結末へじわじわと近づいていく2時間。
正視するのがキツいシーンが続いて辛かったけども現実はその比ではなかったんだろうな…
戦時中のチェコの街並みには色がない。人々はブラウンストーンの建物に同化するかのように地味な色の服をまとっている。
埃っぽい空気の中、黒い銃が取り出されると何だかやたらと目立って心臓が跳ね上がった。
最後にクローズアップされるジュリアス・シーザーは町山さんの解説きいてなかったら、違うニュアンスで受けとっていたかもしれない。もう少し勉強しようと思った…
常に緊迫が緩急していて奥歯を噛み締めすぎてあごが痛いし、悲しすぎる青春映画でもあったし、美しいプラハの街で起きた陰惨極まりない歴史と対照的にキリアンマーフィーはうつくしかった
本当に気分が重くなりました。( 『アイ・インザ・スカイ』と同じくらいズーンと沈みましたよ…)

作中、無差別虐殺をしたナチスに対しても、彼ら7人に無茶苦茶な命令を下したイギリスにも腹が立って仕方がなかったです。いつも被害に合うのは立場の弱い我々のような市民だったり若者だったりするんだよな…あと、"あの野郎"が憎たらし過ぎて「このチキン野郎!ぶっ飛ばしてやる!フン!(`ロ´;)=З」とイライラしましたが、あの状況下では自分だってわからないなとモヤモヤしたりしました。

映画評論家・町山智浩さんが「映画の
中にシェイクスピアの《ジュリアス・シーザー》が重要です。」と仰っていたので調べてみると、めちゃめちゃ今回の映画と近しくてですね…「行動を起こすときは後先考えよう」と強く感じました。
ナチス高官(親衛隊大将)ハイドリヒの暗殺をめぐってはフリッツ・ラング監督の名作「死刑執行人もまた死す」があるが、これが事実に「インスパイア」された作品だっのにたいして「ハイドリヒを撃て」は暗殺とその直後の「史実の再現」に努めている。ショーン・エリス監督(脚本も)による出来栄えは大したもので、この作品に賭けた熱意が感じられた。「史実の再現」のうち二人の暗殺実行者の女性関係については事実かどうかは承知していないが、それはともかくナチス支配下のプラハでの出来事の緊迫、迫力の度合いは限界点と言ってよいほど。いっぽうで実行者とチェコという国家の哀切感が漂っていた。プラハの好きな私にはカレル橋をはじめこの街の風景も嬉しかった。
髭

髭の感想・評価

3.8
ある程度史実を知ってたからなのか特に衝撃はなくよくできてるなって感じでした。

現地では、このテロを契機に同胞が多数犠牲になったことでこのテロに関しては、未だ賛否あるようで、部外者が軽く口を挟めない問題のような気もします。

が、当時のドイツは、想像以上に酷いよなしかし。。
鳩島

鳩島の感想・評価

-
なぜ戦う必要があるのか、中止にはならないのか、自分の行いが国を無くすのではないか。この考えが心に重くのし掛かってきます。
実行して慰めて教えられたことを思い出して、見ていて気持ちのよいことはありませんでしたがとても美しかったです。
jnk

jnkの感想・評価

4.0
今後公開される予定の「HHhH」と同じ事件の話だけど、あっちは原作通りに映画化されたら少し変わったアプローチになるはずだから、その前にストレートに攻めた良い映画が見れてとてもよかった。
極めて事実を突き詰めて書かれてる「HHhH」を読めば本作もかなり忠実に映像化されてることがわかるし、ナチが煽って一般市民を疑心暗鬼にさせる描写も的確で、いつ誰が裏切るかわからんし暗殺以前に生きてる心地がしないという感じが伝わってくる。
ドキュメンタリー風のカメラワークは戦闘シーンよりも生々しい生活場面で活きてて、何を信じれば良いかわからなくなるというのを映像で語る様は見事すぎた。
やり方を間違えればただ無意味で事態を悪化させるだけの作戦を美化するだけの作品になってたと思うけど、それを回避するだけじゃなくクライマックスで主人公達が葛藤に打ち勝つ様にも感動が生まれる。
ラストの戦闘シーンは圧巻で、追い詰められるのがわかってて、実際に追い詰められて「どう死ぬか」を極限状況で選択しなくてはいけない人達の話が続く。
そんな中で最後まで戦い続ける姿はヒロイズムの一言では片付けられない。
このメッセージを今届けないという志を強く感じた。
ナチも元は人間ということは忘れちゃいかん。