ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦の作品情報・感想・評価 - 75ページ目

「ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦」に投稿された感想・評価

Alex

Alexの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ナチス第3位の暗殺事件。暗殺するチェコの兵士側から描く作品。

ナチスから逃れイギリスに亡命したチェコ政府と兵士達。チェコを取り戻すべく、ハイドリヒ暗殺命令を携えてパラシュートでチェコ入りするヨゼフとヤン。

敵を撃つことすらできなかったヤン(ジェイミー・ドーナン)が、ラストの銃撃戦では仲間を落ち着かせ、引鉄を引きまくるところまで成長。

祖国の為になんとしても暗殺を成功させるつもりのヨゼフ(キリアン・マーフィー)を襲う不測の事態。

最終的に彼らの行った暗殺事件がナチスによるチェコ国民大虐殺を呼び、それを大義名分とした英国などがナチスと結んだ条約を撤回して戦いが始まるわけで、需要な1つの礎となりはしたものの、無残に殺されていく姿がなんとも痛ましい。

命令を下す者達は安全地帯にいて、命を落とすのは前線の兵士と、一般市民。

暗殺事件への助走、暗殺決行後の壮絶な報復と逃走、最期の闘い。120分ダレることなく、緊張感が続く。

キリアン・マーフィーは美しく、ジェイミー・ドーナンも『フィフティ・シェイズ~』とは違う空気を出している。

戦争がなくなりますように、と改めて思う1本だった。
過去に学んで、二度と同じような事態を引き起こさないようにしないと…と思う。(出来ることなど大してないけれど)
安琦

安琦の感想・評価

4.5
二時間。見終わっても足の震えが止まらないくらいの緊張感と、息苦しくなるほどの閉塞感の中、プラハの街のハッとするような美しさが目に滲みる。ヤンとヨゼフはあの美しさを目に焼き付けられたろうか。

駐英国チェコスロバキア亡命政府によって計画されたエンスラポイド作戦を映画化したもの。
亡命政府存続のための駒としてハイドリヒ暗殺を命じられた兵士たちの物語。彼らは捨て駒であり、同時に選び抜かれた精鋭である。祖国への愛、献身、誇りとプライド、同時に普通の若者としての生、二つが葛藤する姿をキリアン・マーフィーとジェイミー・ドーナンが素晴らしい演技で見せてくれた。極限下の状況における二人の関係(時に友情、時に師弟愛、時に共依存)がいい。

フィルムで撮られた絵の美しさも魅力。
プラハはもともとフォトジェニックな街だなとは思っていたけれど、ショーン・エリス監督の手にかかると、どれも一幅の絵のように美しくなる。朝もやの街並みには息をのんだ。そして、何より監督が最初から主人公にイメージしていたというキリアンの美しさ。カメラワークが、なんというか…キリアンの魅力最大限に引き出しますって感じで、美しすぎる。毎回キリアンはこうしたらきれいっていうお約束(ネタバレになるのでさけます)を全部盛ってくれてます。キリアンファンは期待して、覚悟して見てください。
至上最高美しキリアン案件になるかと思われます。
YOP

YOPの感想・評価

3.2
第二次世界対戦下のエンスラポイド作戦について描いた作品。

戦争映画を見るといつも思うのが、上に立つ人間は無傷でのうのうと生き続け、被害を被るのは何の罪もない国民や捨て駒みたいに戦場に送られる下等兵たち…高みの見物をしてる人たちに操られて殺される人たちを見ると、胸が締め付けられる…。

戦争は絶対に繰り返してはならない歴史。

ダンケルクよりもこの作品の方がキリアン・マーフィー大活躍らしいので、ファンは必見です!

戦争映画は、自分に警鐘を鳴らすためにも積極的に見るけど、救いようがないくらい残酷な現実が、今の自分の生きる世界の礎になっていることも忘れてはいけない、と思う。
わい

わいの感想・評価

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2017年130本目
ユーロライブにて

HHhHの映画化を知っていたので、逆にこれも興味があり
キャストもいいので、試写会で観れてよかった。

しかし、チェコの置かれた状況を知らなかったので
いろいろと驚くことが多くて・・
ポーランドのことは多少知ってても。

本当ナチスがしたことって酷いとしか言葉が出てこないんだけど
ユダヤ人にだけでなく、、、それ以外自分たちに従わないものへの。

暗殺部隊の最後もだけど、暗殺事件の発生によってチェコの人達が
殺された話や、あの取調べの虐待など、
今までもいろいろ聞いてるし、映画でも観てるけどやっぱり胸が痛い。

終了後のトークショーで、最近多いナチスがらみの映画が作られる意味も
確かにヨーロッパだけでなく、世界中で自己保身のために他者を排斥する動きみたいなのも影響あるのかなぁと。

確かに重いテーマで結末を知っていてもつらいけど、
唯一救いはキャスト(笑)
キリアン・マーフィががっつり演技を見せてくれて、堪能できました!
実話に基づくナチスのNo3ハイドリヒ暗殺作戦の物語です。
本作含め3回映画されているそうです。
本作は、映画的要素と過去にわからなかった事項などを盛り込んで作られたそうです。
連合軍の非情さとナチスの非情さを比べて見られる映画です。
ラスト30分は、悲壮です。チャーチルの非情さを感じました。
キリアンファンは必見です。
くう

くうの感想・評価

3.9
タイトルとポスターの感じが少しB級っぽく見えて損するかも…。
原題は「Anthropoid」ズバリ作戦名。

第2次世界大戦下、ナチスの実力者ラインハルト・ハイドリヒ暗殺事件を描く史実ベースの物語。ハイドリヒが行った鬼畜な所業はあまり描写されず、暗殺前後が描かれる。

中心に描かれるのは暗殺犯となったチェコスロバキア亡命政府パラシュート部隊。

国のための絶対的使命と生を望み死を恐れる葛藤。計画実行、逃亡、潜伏…と、ずっと息をつかせぬスリリングさ。
理不尽な展開に呆然とする事しきり…。

若い兵の成長物語であったり、家族や男女の愛の物語だったり、人間を描いた物語としても見応えがある。ある、けれども、命を失くしたら成長したって終わりなわけで。

大義や正義と命の秤について考える。ラストまで考え続ける。
秀作。
take

takeの感想・評価

3.9
連合国に売られたも同然のチェコはナチスにより領土を狙われ厳しい軍事支配下におかれていた。
チェコからイギリスに亡命した者の中で選ばれた彼らは母国の為にヒトラーのNo.3を撃ちにパラシュートでチェコに戻る。
そうこれが「ハイドリヒ暗殺計画」
ナチスを敵にするわけにいかないイギリス政府と完全に崩壊するわけにいかないチェコ亡命政府が考えた計画…チェコが国を守る道はこんな形しかなかったのか…辛すぎる。
彼らが実行したこの計画後ナチスの大虐殺によりさらに5000人が犠牲となった。
この計画の成否の答えなんて私にはもちろんだせないが、ただいつもお偉方は戦わない。捨て駒のように片道切符で戦わされるのは若い青年たち。無関係なのに虐殺されるのは何の罪もない人々。胸がえぐられる。
この作品は後半の残虐性が生々しい。この映像描写は戦争の愚かさを伝える為には必要だ。怖がりな私はごめんなさいと時折瞼を閉じて耳で鑑賞した。

戦争は一つの大きな悲劇ではない。一人一人のそれぞれが生きた全てが壮絶なドラマであり全て違う悲劇の塊。こんな悲しみが繰り返されて言い訳がない!絶対に戦争はダメだ!
戦争を体験した人が減ってきたせいか世界中が揺れたり傾いていると感じている。そんな今だから観るべき作品だった。
戦争が起こる前に出来ること考えることを止めてはいけない。間違った選択をしてはいけない。
何の力もない私は戦争映画が怖い。でも世界中で起きたことを忘れない為に心に刻む為にそして考える為に観る…これからも。

主役がハンサムで魅力的なところと恋を入れたところに見やすさをもらえた。
mokomoko

mokomokoの感想・評価

4.5
@ユーロライブ。
フィルムの質感と全篇にわたる緊迫感・・・祖国や愛する人々の為に命を投げ打って立ち向かう過酷な運命に胸が締め付けられる!終演後のトークショーも興味深かった。
久しぶりのユーロライブでの試写会で鑑賞しました

ヒトラーを描いた作品は多い中で、ナチスのナンバー3と言われ、高官の中でも特に冷酷と言われたハイドリヒ

イギリス政府とチェコスロバキア駐英亡命政府により計画された、ハイドリヒ暗殺計画

ヨゼフ曹長、ヤン軍曹など7人の男達が勇敢に戦った実話に基づくストーリー

戦争の悲惨さ、仲間同志の絆、裏ぎりと様々な観点で描かれた作品

ハイドリヒ暗殺計画を描いた作品は『死刑執行人もまた死す』『暁の7人』と言う作品でも扱ってるみたいですが

この2作品で描かれてない部分もあるみたいです

今回のハイドリヒは恋愛要素も少しあるのは、やはりイケメン2人(キリアン、ジェイミー)が出ているから?

上映後のトークショーで松崎健夫さん(映画評論家)、松崎まことさん(放送作家/映画活動家)も言ってました(笑)

ダンケルクよりもキリアンマーフィーが活躍してるので、オススメな作品だとも言ってました(笑)

とにかくラスト30分間の緊迫感に圧倒されました

兵士は駒の様に使われる、犠牲になるのは市民や弱い人ばかりで、観ていて辛かったです

涙無しでは見れ無い作品でした
オススメと言うより、戦争を知らない私達こそ見るべきな作品
99993g

99993gの感想・評価

4.5
結末は大体予想がついていたけれど悲惨だよ…暗殺の緊張感からの裏切り犠牲などが本当にしんどい 心が痛い 怖かった
女性は最後までほんとうに強いな…。

キリアンマーフィーをひさしぶりにスクリーンでみれてうれしかったかみのけすき


邦題はほんとどうにかしてほしい