ねこまるキャット

RAW〜少女のめざめ〜のねこまるキャットのレビュー・感想・評価

RAW〜少女のめざめ〜(2016年製作の映画)
3.5
『菜食』×『肉食』
ベジタリアンの一家である主人公が、獣医学校に入学。そこで、今まで食べた事ない生肉を口にした事によって"目覚め"てしまう映画。

正直全く合わなかったんですが、音楽と映像で引き込む力は"絶大"です。

合わない人にとっては、抜けられない"地獄"に突き落とされたよう。

ウェイウェイ系が支配する秩序が崩壊してる学校。まずこの時点で物凄い嫌悪感。
この学校の管理者は存在しないのか。

それにさらに乱れた性や、グロが混ざってくるので「やばい、これは無理だ」と緩和するためタブレット鑑賞に切り替え。

レビューでもなんでもないんですが、今作を視聴して気付いたのが、自分は味覚を刺激するようなグロ描写が苦手だなと認識。

"SAW"とか痛々しいグロは大丈夫なんですが、今作や"グリーンインフェルノ"のような、味を連想してしまい"嗚咽"に繋がるようなグロは無理なんだなと。

そこが強烈すぎて、メッセージ性とかそういう解釈どころじゃなかったので、感想が出てきません…。

芸術面が結構強い作品なので、細かい描写の色々な解釈があるんでしょうが、グロ描写によって思考停止。

舞台を学校としてる割には、学校っぽい描写があまりなく、秩序も崩壊してるので、ここどこ?といった感じになったり。

未鑑賞で興味がある方は、そういった事を覚悟して見た方がいいかと。

良くも悪くも、鑑賞後には菜食主義になりそうなぐらい強烈でした…。

あと全く関係ないんですが、2日前ぐらいにガルちゃんの「セックスについての本音」みたいなスレッドを読んでる時に、
「眼球ナメられるのが好き。あれ気持ち良いんだよね」
みたいな事を書いてる人がいて、

そんな性癖あるのかよ…、と引いたんですが、

今作で眼球をナメる描写があって超タイムリーで驚き、改めて引きました。
というかコアな性癖の描写がある時点で、監督の性癖を疑う…。