来年の公開が待てなくてフランス映画祭にて。
失神者続出などの情報を見てすごく衝撃的なシーンや過激なグロがあるのかな?と期待をしてしまったのですが途中からグロや人体破壊を楽しむホラーではないのだと気持ちを切り替えました。
見たいけどグロが苦手という方でも問題ないと思います。
寮生活で先輩たちにしごかれながらカニバリズムに目覚めてしまい苦悩しながらも女の子から女性へと成長する様子が友達やお姉さんや家族との関係と絡みつつしっかり描かれていてとても面白かったです。
オチもすごく好きです。
フランスでカニバリズムと言うことで日本人が犯人のパリ人肉事件が思い浮かんだのですが、あの犯人は好きな女性を食べたいという欲求があったようなことを言っていたが、その気持ちをいまどう抑えてるんだろうか、苦悩と戦っているのだろうかと思うとRAWはリアルにカニバリズムの人の心のうちを描いていたんだなと思いました。
映像と音楽ととても芸術的でかっこいいのですが笑えるシーンもあります。
アレをもぐもぐしてるシーンでつい手羽先みたいだな、と思ってしまいました。
とても美味しそうに食べていました。
監督の今後の作品にも期待します。
RAWも公開されたらまた見直したいです。