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RAW〜少女のめざめ〜のmktのレビュー・感想・評価

RAW〜少女のめざめ〜(2016年製作の映画)
4.6
初めて食べる瞬間、音楽の盛り上がりをみせてパクつくのですが、思わずヨダレが出てしまったのは私だけではないはず!
そうこの映画は自分にもこんな欲望があったの?!と新しい自分を感じさせてくれる映画です。
食人族やグリーンインフェルノなど文化的な背景がある食人ではなく、すごく個人的な食人体験を描いている様に感じました。だからこそ共感できる食人映画になったのかと。

ところで唯一の理解者であり、保護者でもあった姉があんなことになってしまっては、この先どうやって生きてけばいいの!
大丈夫、ほら僕の指をお食べ。とこの先の展開を妄想しながら帰宅できました。

カニバル映画としても十分面白いのですが、ホラーではなく、愛の物語だというのは納得。
厳格なベジタリアンの家庭でちょっと肉入ってるだけでキレる母にも愛が感じられるし、お姉さんとファイトしてるところなんかは抱き合ってるようにしか見えなかった。

まあだからといって、食べちゃいたいくらい大好き!がじがじみたいな事をホントにやったらダメですね。捕まります。
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