バルバワ

RAW〜少女のめざめ〜のバルバワのレビュー・感想・評価

RAW〜少女のめざめ〜(2016年製作の映画)
4.0
作中、主人公のジャスティーヌが何度かえづいたり、リバースするシーンに「もらっちゃう、もらっちゃう…ウプッ(;´ж`)」と己の衝動を抑えながら鑑賞致しました。

私は今作が籠の中にいた少女が様々な刺激を短時間で受けた結果、他とは違う自分の怪物性に呑まれる話かと思ってたのですが…映画が終わる5分前位、ある人物の顔がアップになった瞬間「そっちぃ?!」とガツンと衝撃を受けました(つまり悪習映画だったのかなとか思ったり)!と同時に食人は置いといて、これって全然他人事じゃないし結構普遍的なテーマだったりするなぁと思ったりました。


それにしてもフランスの専門学校って結構自由なんですなぁ、もし私があの大学に入った初日にあの洗礼を受けたらマジで学校を辞めたいと思いますね。つか、あの先輩達を一人残らず喰い殺してほしかったなぁ…

冒頭から刺激的なシーンが続くので思わず顔を覆ってしまいそうになる場面もしばしば…ナキソウダッタゼ(;´д`)というのもジャスティーヌを演じるギャランス・マリリアーさんが凄い!己の衝動に抗ったり、溺れたりする演技は鬼気迫っています(ほぼゾンビなシーンもあったり)。特にルームメイトの“アレ“をドア越しに盗み聞きするシーンと最初に人の味を知った時の「うんまい!」って顔(ここのシーンは音楽も最高)と、自分の腕を噛んで食欲を抑え込んでいる目付きが好きです!もう…抱いて!いや喰って!←喰われろ

まぁ時間経過がわからなかったり、ちょっと学校の教師が放任過ぎたりがノイズはありましたが、グロくてエロくてどこか悲しい青春食人映画で個人的にはびくびくしながらも楽しめたので無問題でした!格闘漫画の“刃牙“が好きな方なら今作も好きになるのでは?!←勝手な妄想

※追記
こういう日に限って嫁が夕食に焼き肉を所望しました、食べてやりましたよ!「今日仕事だから遅いです!」と嘘をついて映画を観たんで食べてやりましたよ!ホルモンもロースもハラミも食べてやりましたよ!

というわけで今作を鑑賞した後に焼き肉はオススメしませんです…ウプッ(;´ж`)
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