DORATARO

RAW〜少女のめざめ〜のDORATAROのレビュー・感想・評価

RAW〜少女のめざめ〜(2016年製作の映画)
4.2
raw…①生の②未加工の③未熟な
タイトルに隠された意味は何なのでしょう。ベジタリアンとして育てられた少女が知ってしまった肉の味。肉への渇望は成長のメタファーか、それとも愛の目覚めか。

”食べちゃいたいくらい好き”を地で行く映画。
変化球待ってたらまさかのど真ん中ストレートで三球三振した気分になりました。なんだコレ、すげぇ。監督が本来意図するところは理解できなかったけど生肉に噛りつく少女、肉に飢えた少女の眼光、噛みつき合う姉妹、などインパクト大なシーンが山盛りで興奮しっぱなしでした。

フランス映画らしくどこか神秘的で芸術的なんだけど獣医学部という特殊な環境を舞台にした血生臭さが強烈なスパイスとなって混ざったオンリーワンな作品。

p.s. 獣医学部の新歓はクセが強い
DORATARO

DORATARO