二式

RAW〜少女のめざめ〜の二式のレビュー・感想・評価

RAW〜少女のめざめ〜(2016年製作の映画)
3.4
少女の大人への成長を、カニバリズムを通して描くという普通に考えたら意味のわからない内容。性への目覚めや体の変化、湧き出す欲望。誰もが感じる成長の恐れを描いているので見てみると意外と共感できるところもあり、話自体は普通に面白い。

しかし、見ていてきついシーンが多かった。グロいとかエロいとかではない生々しさがきつかった。今までの映画では見たことのないリアルな生々しさの気持ち悪さ。ただ体を搔くシーンの妙な気持ち悪さと嫌悪感。他にもいろんなシーンがキツイ。これは監督の意図したものだし、その感性とそれを生み出す演出力は本当に凄い。凄いからこそゾッとする。感性が合わなかった。
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