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RAW〜少女のめざめ〜のsのネタバレレビュー・内容・結末

RAW〜少女のめざめ〜(2016年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

公開劇場が限られてるからレンタルなる前に映画館で観れて良かった。
トロント国際映画祭で失神者続出した映画ということもあり観る前からどきどき。


ベジタリアンの少女が獣医学校の新入生歓迎会の通過儀礼で生肉食べたことから、内側から変貌していく様子が描かれている。

とりあえず終始笑っていた隣の席の男の人が怖かった笑
すっごい笑ってた。確かに笑いたくなるシーンも多いけどもしかして君も…。ってなった笑

ジュスティーヌ演じた女優さんの演技がとにかく凄いと思った。
姉さんの指を食べるあのシーン。
''食べてはいけない。でも食べたい。だめだ。でも食べたい。''の葛藤と食べた時の''やばい美味しい''みたいな表情。衝撃的だけどなんか表情の凄さに圧倒した。

物語の途中でアレルギー反応により全身に湿疹みたいなのが出来てジュスティーヌが掻きむしるシーンがあるんだけど、無意識に皮膚がボロボロになるまで掻くように肉を食べたい欲求も無意識にどんどん強くなっていくのが表れているのが分かる。

この映画は「赤色」が軸に描かれている。
動物の血、人間の血、生肉、口紅、食堂、たくさんの赤色が出てくる。赤も薄い赤色からどす黒い赤まで色々な赤色が出てきます。赤の効果として怒り・食欲増進・エネルギー・女性・争い・禁止などがありました。ジュスティーヌの気持ちに近づけさせる視覚的効果はすごいなと思った。

彼女のルームメイトがきっかけで、彼女の中で本能と理性が激しくぶつかり合うのがとても印象的でした。
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