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RAW〜少女のめざめ〜のannaのネタバレレビュー・内容・結末

RAW〜少女のめざめ〜(2016年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

カニバリズム映画だと聞いて見に行ったんですけど、やはりカニバリズム映画でした。
それと同時に少女が親の元を離れ、徐々に性や欲に対して目覚めていくっていう青春的な要素も有り。
そこをカニバリズムを通して見ていく映画なのかな?こういうのを青春ホラーというらしい。
海外では上映中に失神者が出たらしいんだけど、確かに千切れた指を頬張るシーンはちょっと見てて痛かったなぁ。
この映画、ジュスティーヌだけにスポットが当たらず、ジュスティーヌの家族にも話が及んでくるんだけど最後のオチはマジかよ…ってなった。
人によっちゃギャグに見えるらしいんだけど、私的には後を引く恐怖、って意味でよかった気がする。
私個人、フランス映画がめちゃくちゃ苦手でこれは勝手なイメージなんだけど、フランス映画って雰囲気が良かったら問題を片付けず終わったりするところないかな?あと全体通してのトーンが全部同じだとか。
今回のRAWもまさにそんな感じの終わり方やったんやけど、ホラーなだけあってぬるーく終わるんじゃなくて「えぇ?!」って感情を引きずったまま終われたのが救い。
しかし猟奇的なシーンで往年のホラー映画っぽいBGMが何度か挟まれたのは笑った。

この映画の個人的にすごく好きなところはオープンなところ。
美少女の脇毛や陰毛や放尿シーンが拝める。
ベッドにくるまって苦しむシーンは卵から雛が孵るようなメタファーなんだけど、このシーンはベッドの足側から女の子の綺麗で長い足とパンツに包まれたお尻が拝める!
主役の子が高橋一生に似てて、どこか無気力なのに芯がしっかりした眼差しが魅力的だった…!!
1時間半とそんなに長くない上映時間だけど目が離せない内容であっという間でした。RAW、面白かったです!
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