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RAW〜少女のめざめ〜のdaiyuukiのレビュー・感想・評価

RAW〜少女のめざめ〜(2016年製作の映画)
4.0
姉と同じ獣医科大学に入学したジュスティーヌ(ギャランス・マリリエ)に、上級生による新入生歓迎のハードな儀式としごきの日々が始まる。 手荒い歓迎の一環として、全身に動物の血を浴びせられ、ベジタリアンであるにもかかわらず、うさぎの生の腎臓を強制的に食べさせられた彼女は、やたら肉を喰いたくなったり、強烈な食欲と性欲の目覚め、ある肉に強烈な食欲を感じるなど今までにない異変を感じ始め、次第に自分の内に秘めた恐ろしい本性と秘密に気づいていく。 
ウブなベジタリアンの女子大生ジュスティーヌの、うさぎの腎臓を食べたことで「カニバリズム」に目覚めていく変化を、未熟なウブな女子大生が男性に欲望を感じ積極的に求めていく成熟した大人の女性に変貌していくメタファとして、「キャリー」などのオマージュを絡めて描かれていて、未熟でウブな面と成熟した大人な面両方を演じたギャランス・マリリエの魅力、クライマックスで明かされる驚愕の秘密が、印象的。
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