このレビューはネタバレを含みます
「世界が震撼した、究極の愛の物語」
もはや珍しい、マトモな邦題のサブタイトル!
姉ちゃんと噛み付いて肉をちぎり合う喧嘩をしときながら、めっちゃその後傷を治療し合ってるんです。
愛があると噛み付きたくなりますよね。
飲み会のときに完全に記憶飛んで、翌日おれが友達の腕に噛み付いてる写真を見せられた事もあるし、エッチした後元カノのことを強く噛みすぎてたら怒られた事もあります。
異性を愛したり、セックスしたりするのってすごい野生だし本能剥き出しで気持ち悪いんですけど…まぁそうゆうもんだと。
小さい頃から肉を食べてた身としては、初めて肉を食べたときの気持ちなんて想像し難いですけどね。
おれは初潮とかのことも分からないけど、大人の階段というか、気持ちの部分でも大きな変化はあるのでしょう。
さすがに指とか食い始めたら極端ですが。
おれらめっちゃ気持ち悪いよねーというのをグリグリ観させられるという、気持ち悪い映画だったと思います笑。
一番個人的に嫌だったのは、トイレで吐きながら繋がった髪の毛が口から出てきたときですね。
口から出るのは繋がったハンカチだけにしてくれよ…ってゆう。
犬が人肉の味を覚えちゃったら殺さなきゃいけないっていうのはマジなんでしょうか?
もっと話を広げれば、湧き上がってくる欲望と、それに相反する"ルール"(理性とか常識とか秩序とか)のぶつかり合いは誰でも経験あるはず。
お姉ちゃんが刑務所に入れられてるのを見ると、社会の鎖の中でどう野生を共存させていくかっていうのは難しいテーマだなぁと思います。