みー

RAW〜少女のめざめ〜のみーのネタバレレビュー・内容・結末

RAW〜少女のめざめ〜(2016年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

これは良いカニバ。
クソみたいなウェイ族の理不尽な全寮制生活で目覚めていく食人衝動。
満島ひかり似の主人公めっちゃ美人でかわいい。この美人が荒々しく血塗れになるのめっちゃ良い。セクシー。
臭い立つような生々しい鮮血。
指のシーンではほんとに声出た。ゾクゾクしてたまらなかった。
アドリアンと主人公のシーン、こんなにハラハラするセックスってある?ってなった。
姉妹の絆。親子愛。愛情の話かな。
お姉ちゃんはなんで暴走してしまったのかが分からない。妹が美味しかったのか?ケンカでスイッチ入ってしまった?食人衝動が遺伝性と知らなかったとはいえ、妹のトリガーを引いて自分の二の舞にしてしまった責任を取って、人の狩り方と社会的責任を教えることにしたのか。

結末は完璧。綺麗にオチた。

欲情の芽生えと葛藤が丁寧に描かれていて、100分弱によくまとめられていて純粋に全体として映画の出来が良い。描写はホラー(スプラッタ)だけど、描かれる感情的にはドラマに分類して欲しいくらい、繊細で詩的。フランス映画って感じのおしゃれなカットが多い。ちゃんとグロいのにセンスよく耽美に仕上がってる。
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