BeSi

RAW〜少女のめざめ〜のBeSiのレビュー・感想・評価

RAW〜少女のめざめ〜(2016年製作の映画)
4.3
フランス映画というと、エンディングが後味が悪いイメージが強いが、この映画もその類だった。獣医学生の新入生として入ってきた菜食主義の女性ジュスティーヌが、これまで一度も食べた事が無かった肉の味を知って、人生が360度変わっていくストーリー。カニバリズムをテーマにした映画なので、ゴア描写はかなりキツいものとなっている。タブーを知ってしまった事で狂っていく主人公の様は衝撃的かつ芸術的。
こう思ったのは、所々流れるクラシック音楽に合わせて一人の人間が踊り出す描写が、もしやカニバリズムの本質を醸し出しているのかと思わざるを得なかったからである。今回この映画を観て、フランス映画にここまで引きこまれたのは初めてだった。非常に面白みの深い作品だと感じた。この機会に「テルマ」や「ブルー・マインド」といった作品にも目を通してみようと思う。