RAW〜少女のめざめ〜の作品情報・感想・評価 - 3ページ目

「RAW〜少女のめざめ〜」に投稿された感想・評価

カツマ

カツマの感想・評価

4.2
豹変。そこには境界線がある。踏み越えたらもう戻れない、それは抗えないほどの美味。グラグラと揺れる振り子のように子供と大人の合間で彷徨う時代。その実体は少女が大人の女性へと変わっていく様子をカニバリズムと同化させながら描く、フランス産青春スリラーだった。

それぞれのシーンは暗示的で寓意的。性の目覚めをショッキングかつダイレクトに表現するには、カニバリズムという題材はあまりにホラー過ぎた。怖かったのは食べるシーンよりも、理知的な少女が理性を失い獰猛な獣と化すその姿。とあるシーンも男女の末路を象徴的に描いているようで何ともほろ苦い。衝撃的な変貌を遂げる主人公を演じたギャランス・マリリエの眼光が、余韻となってこびり付いてなかなか離れてくれなかった。

〜あらすじ〜

晴れて獣医学校の入学を迎えたジェスティーヌは、成績優秀で両親の期待も大きい秀才。真面目な性格の彼女は、新入生歓迎のクラブイベントに大苦戦。すでに入学していた奔放な性格の姉アレックスだけが心の拠り所だ。
そんなジェスティーヌに最初の試練が待っていた。それは強制的にウサギの生の腎臓を食べなくてはならないというイベントで、いわゆる先輩たちからのしごきであった。何とかそれを完食するも、ジェスティーヌの身体に蕁麻疹が噴き出し始め、それと共に彼女は肉への異常なまでの執着を見せ始める。

女性ならではの視点で過激かつ直接的な表現方法を選んだ新鋭監督ジュリア・デュクルノーは今後が楽しみな逸材だ。姉妹を演じたギャランス・マリリエとエラ・ルンプフの演技も恐ろしいほどにリアルで、終盤はもはや人間には見えないほどに、獲物を狙う『何か』へと姿を変えていた。

食肉を扱っていながら、この映画から漏れ出す美的な感覚は何なのか。フランス映画らしいアート性にエロティシズムを混合させ、白から赤へと変わる瞬間へと導いていく。大人になるためにこんな儀式が必要ならば、誰も大人になどなりたくはないだろう。しかし、その瞬間はやってくる。心も身体もその衝動(大人への変貌)を止めることなど出来はしないのだから。

〜おまけ〜

この作品は劇場で失神者が出たということでも話題になりましたが、さほどグロさは感じませんでした。食べる最中のシーンが少なかったせいもあるとは思います。それよりも、完全に獣と化した姿の恐ろしさ。むしろただのカニバリズム映画として描いてくれた方が、その怖さは軽減されていたかもしれませんね。あまりに極端な大人の階段の登り方だったのは間違いないでしょう。
佐倉

佐倉の感想・評価

3.5
生々しくて目を背けたくなるシーンが多かったけれど、さすがフランス映画!
嫌悪感を覚えつつも、お洒落に見えてくる。
少女が大人になる過程と家族の受け入れる愛
お姉ちゃんのビジュアルがドツボでした。
Alabama

Alabamaの感想・評価

3.3

このレビューはネタバレを含みます

厳しく育てられたベジタリアンの主人公は姉のいる全寮制の獣医の学校へ進学する。独特の学校の風習や肉を口にしたことで少しずつ変わっていく主人公だが…という話。
フランス映画らしい独特の雰囲気は良いが食人テーマにしては大人しめ…からのお父さんのくだりのインパクト。好きな終わり方。

このレビューはネタバレを含みます

何箇所か見れないシーンあった‥
痛いしグロいし痒い(笑)

姉妹が綺麗な分、狂ってるのが怖かった。

ラストは衝撃すぎて、お前もかーーー!ってなる笑

このレビューはネタバレを含みます

ベジタリアンの女の子が、獣医学部の新歓の洗礼でウサギの腎臓食べたら、人間の肉も食べちゃいたいわっていう話なのだけれど、きっと、ひとりの女性になっていく話になっているんだろうな。
肉を求めるということが、ひとつの「目覚め」になっていて、ラストの「えっ、うそ!?」って展開を考えると、性愛(ここでは異性愛)のことなのかな。生きること、愛すること、傷つけることが深く結びついてる。

あと、お姉さんが食べることを選択したのは、ジャスティーンを守るためなのかな…。エイドリアンは犠牲になったけれども、抵抗せずに食べられてしまうわけだから、それは自己犠牲を選択したんだろう。

でもさー、お姉さんの指は食べちゃだめだわな。「それは食べちゃダメー!」って、むしろ笑いそうになった。あと、エイドリアンを見るときの目がキレッキレ過ぎて、動物を狙う猛獣みたいな凄味があって、人間でもこんな顔になるんだな…と、しみじみ思ってしまったよ。
それと、お姉さんと一緒に噛み合うとき、なんか渇いたバイオレンスと感動が同居してて、良かった。
kana

kanaの感想・評価

3.9
それほどグロいわけじゃないと思うけど、
おぇ〜ってなる笑
髪の毛吐くシーンなんかすごいよね!
ビロビロビロォ〜〜〜〜〜ンって!
おぇ〜〜笑

胃がムカムカするかんじが味わえる映画かと思います
あとラストが好き
わお

わおの感想・評価

3.8
終わったあとの率直な感想はこわい。世界が震撼したってほんとに終わったあと震えた。内容あまり知らないでパッケージだけで借りたのでまさかカニバリズムだったとは…愛の許容範囲は一体どこまでなのか考えさせられる内容だった。彼女が彼を噛まないように自分の腕を噛むシーンが印象的。良かった。
嫌いじゃない。
この手の作品大好物。

親元を離れた大学生活。
あのパリピな先輩指導キッツ。笑
青春なんて馬鹿になって楽しんだもの勝ち。
傍観してたら青い春はあっという間に終わります。
大人には出来ない感じ方や空気感。
私ももう一度経験したいなー。

食人系作品は好きなんですが
もっとグロいかと思いきやメタファー要素なので
とても綺麗な描き方でした。
全体的に血の描写が多い割に慣れていく感覚です。
目覚めたのは野生的で生理的な欲求。
他人行儀なベジタリアンの違和感を堪能しつつ
目覚めと葛藤を彼女の感覚で感じ取れる。

とりあえず、物凄く痒く感じて
嗚咽したくなります。まじで。笑
吐き出すシーン長過ぎて貰う。笑


見終わるとファンタジーを
見てたのかと思ってしまう余韻感。
綺麗な終わり方でした。
グロすぎて足パタパタしながら見てた、、、お姉ちゃんも妹も可愛かったからまだ見てられた、マジでキチガイだとおもった!忘れられない映画の一つになった
楓音

楓音の感想・評価

3.1
音楽が静かでなんか寂しい感じで映画のストーリーを作っている感じがする

グロさとか頭おかしい感じは好きだけどなんかこうもっと食べてる時に笑顔で笑いながらとかあった方が好きだったな、、

最後の終わり方が微妙、、ずっと前から見たかった映画だったけど少し期待しすぎたかも