ブタブタ

東京喰種 トーキョーグールのブタブタのレビュー・感想・評価

2.0
原作ファンです。
この実写版は何かそれ程酷くもないし「おお~っ!」となる所もない。
何か最近の実写漫画映画はどれも人気俳優のコスプレとそこそこのCGやアクション、作り方がマニュアル的で可もなく不可もなくな感じに落とし込まれてる感じでつまんないです。
実写漫画映画にしては頑張ってる方だけど映像化した意味はうーんて感じ。
東京喰種に関してはアニメが凄すぎたと思う。
二話に渡ってカネキがヤモリにずーっと拷問されてるとか。
特に√Aの最終回はバトル・アクション一切無し。
カネキとヒデの会話から雪の中をカネキがずーっと歩いてるだけ、最後のカネキと有馬の対決も「敢えて描かない」結末が一切分からないまま「季節は次々死んで~ゆく♪♪」が流れていきなりエンディング。
非常に実験的やアニメで、場面を敢えて飛ばす事で「間」を描く演出などマンガでは出来ない映像ならではの事をやってましたが、実写では実写である事以外特に何もなかった。
ただ作者も大絶賛の窪田正孝はもうカネキはこの人以外有り得ない位のハマり役だった。
後は千眼美子さんの最後の勇姿を見届けるとか...
赫子のCGはCGにしか見えない。
重みがないし存在感がリアルでないとか(そりゃ現実には存在しないモノなんだから無理な注文といえばそうですけどソレを再現するのがCGだし...)
赫子以上に酷かったのが亜門のクインケ。
ケバブ屋さんの店先で回ってるケバブにしか見えない。
大泉洋の真戸が(笑)
大泉洋さんは芸達者かつ、いい役者さんだと思うけど売れ過ぎて吉田羊と並び見飽きた。
ハガレンでもそうだったけど悪や狂気みたいなモノをやっても大泉洋が何かやってるようにしか見えない。
ひなみの母親の赫子をクインケにして襲ってくる場面は悲劇的かつ恐怖や真戸の冷酷・残忍さを表現しなきゃならないのに大泉洋が真顔で「お母さんだよ」って言った所で爆笑シーンに変わった。
ブタブタ

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