カント

人生は狂詩曲のカントのレビュー・感想・評価

人生は狂詩曲(2014年製作の映画)
3.8
ベルギー発、ビッグバンド・ジャズ対決💡バンド対決なのに、更にミュージカル映画で😅色んな歌と音楽が悪い意味で入り乱れまくり💦

ベルギーに根強く残る「言語戦争」
日本人には理解しにくい極めて狭い地域の対立構造を知っておくと彼らの根深い怨嗟が多少、理解できるかも。
【フラマン人とワロン人】
ベルギーは国民全員で国家を歌えないそうです。
オランダ語を話すフラマン人。
フランス語を話すワロン人(少数派)
ドイツ語を話す更に少数派も…。

✏吹奏楽ヨーロッパ大会への出場をかけたベルギーの2つのバンド、1つはヴェルモント村のワロン人バンド「アンナバン」
もう1つはフラマン人のバンド「サン・セシリア」

田舎者バンド「アンナバン」にはトランペットの凄腕ソリストのユーグ👨が居た。
「サン・セシリア」のソリスト、ウィリーも熱演するが残念な事に演奏直後に心肺停止で死去😢
2つのバンドは同点でヨーロッパ大会へ出場決定!でも「サン・セシリア」はソリストが居なくなった。それならば「アンナバン」のソリスト、ユーグ👨をスカウトしてしまおう💡

サン・セシリアの指揮者ヨゼフの娘エルケ👩は、父とバンドの為を思いユーグ👨の引き抜きに尽力するが、結果は彼を裏切り者にしてしまうだけだった。
ギクシャクする人間関係でユーグ👨は演奏できるのか💡

…ミュージカルが強め?で、お話しの進展を妨げる程に😵無駄な歌が多い、と思うけど後半は、それに慣れてくる(笑)登場人物も多過ぎ😅

ベルギーが産んだ偉大な歌手アダモの「雪が振る」が、とても効果的✨

フラマン人とワロン人の対立を見て思い出したのは先日のTVケンミン・ショー鹿児島特集で、沖縄出身のガレッジセール、ゴリが「沖縄は薩摩にイジメられた歴史があって…本当はサツマイモも琉球イモ」と鹿児島への恨み言を吐露したニュアンスに近いのかも😌…と思いました。
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